[5] オブジェクトが live である (生きている) とは、その操作の対象となるデータが DOM の変化に伴い随時変化することをいいます。静的であるとは、 live ではなく、特定の時点でのスナップショットを対象とすることをいいます。
[7] オブジェクトが live であるなら、ある時点でのスナップショットではなく、 実際の裏のデータを操作しなければなりません >>13, >>3。
[6] コレクションは、 live または静的のいずれかです >>3, >>4。 仕様上明記されていない限り live です >>3。
[10] read only array が live の時も、同様に実際のデータを反映させなければなりません >>9。
[11] live なオブジェクトには次のものがあります。これらは対象となる DOM や CSSOM、媒体、DnD 対象データに変更が加わると、即座にその変更が反映されるものです。
[12] 定義上は live とはされていませんが、 Range
,
DOMStringMap
, DOMTokenList
,
DOMSettableTokenList
も対象となる木への変更がリアルタイムで反映されます。
[15] canvas
に関わる次の2つのオブジェクトも live
とされていますが、これらのオブジェクトへの変更が canvas
側に反映されることを意味しています。
[16] 画像写像も live とされていますが、スクリプトから直接アクセスできない内部状態なので、 他のものとは性質が違います。 (表モデルや文書アウトラインなども同様に live と呼んでも良さそうなものですが、仕様書上 live とは明記されていません。)
[19] DOM 上のほとんどのものは live で、最新の情報が反映されます。 live でないものは例外的です。
[22] DOM API が String
や Date
の値を返す場合、スナップショットです。
[18] XPathResult
は live でも静的でもなく、
文書木が変更されると無効状態になります。
[20] navigator.plugins
/navigator.mimeTypes
API は、 refresh
メソッドで明示的に更新しない限り、
変更されません。
[21] querySelectorAll
は、スナップショットを返します。
[17] あるオブジェクトに付随する部分オブジェクトとみなせるような場合には、
live とは呼ばれないようです。例えば canvas
要素に対する CanvasRenderingContext2d
は live であるとはいわれていません。 Window
に対する Screen
や、 XMLHttpRequest
に対する XMLHttpRequestUpload
は live
とはいわれていません。
[23] [cssom-view] Change "static DOMRect" to note saying "not live" (zcorpan著, ) <https://github.com/w3c/csswg-drafts/commit/1100ce0bb74ccdd88ebfe765775ca8a4bb25451c>
[24] More intuitive names for selector performance profiles · Issue #1694 · w3c/csswg-drafts () <https://github.com/w3c/csswg-drafts/issues/1694>