[71] 文脈オブジェクトの属性リストに内容属性が含まれなければ、 IDL属性の型により、
列挙属性で欠値既定値と同じキーワードあり
そのキーワードの正準形を返します。
USVString、DOMString
空文字列を返します。
boolean
偽を返します。
long、unsigned long、double、unrestricted double
内容属性の既定値を返します。
DOMString?
null を返します。
[73] それ以外なら、
1. [78] 値を、文脈オブジェクトの内容属性属性の値に設定します。
2. [74] IDL属性の型により、
  USVString
  [26] 内容属性の値が URL と定義されている場合、
  [75] 結果を、文脈オブジェクトの節点文書に対して値をURLとして構文解析した結果に設定します。
  [76] 結果が失敗なら、
  [77] 値を USVString に変換した結果を返します。
  [79] それ以外なら、
  [80] 結果の結果URL文字列を返します。
  [27] それ以外の場合、
  [28] 値を返します。
  DOMString
  [29] 内容属性が列挙属性で limited to only known values が真の場合、
  [83] 状態を、文脈オブジェクトの内容属性の状態に設定します。
  [84] 状態が null の場合、
  [85] 空文字列を返します。
  [86] それ以外の場合、
  [87] 状態の値で適合するものの正準形 (なければ空文字列) を返します。
  [30] それ以外の場合、
  [31] 値を返します。
  DOMString? (内容属性は列挙属性)
  [88] 状態を、文脈オブジェクトの内容属性の状態に設定します。
  [89] 状態が null の場合、
  [90] null を返します。
  [91] それ以外の場合、
  [92] 状態の値で適合するものの正準形を返します。
  boolean
  真を返します。
  long
  [102] IDL属性の limited to only non-negative numbers が真なら、
  [103] 結果を、値に rules for parsing non-negative integers を適用した結果に設定します。
  [104] それ以外の場合、
  [72] 結果を、値に rules for parsing signed integers を適用した結果に設定します。
  [82]
  結果が失敗
  結果がIDL属性の型の範囲外の値
  結果が内容属性の範囲外の値
  ... のいずれかの場合、
  [94] 内容属性の既定値を返します。
  [95] それ以外なら、
  [101] 結果を返します。
  unsigned long
  [110] 結果を、値に rules for parsing non-negative integers を適用した結果に設定します。
  [111]
  結果が失敗
  結果が [ 0, 2147483647 ] の範囲外の値
  結果が 0 で、 IDL属性の limited to only non-negative numbers greater than zero が真または IDL属性の limited to only non-negative numbers greater than zero with fallback が真
  ... のいずれかの場合、
  [112] 内容属性の既定値を返します。
  [36] それ以外の場合で、 IDL属性の clamped to the range が真で、 IDL属性の最小値 > 値の場合、
  [37] IDL属性の最小値を返します。
  [38] それ以外の場合で、 IDL属性の clamped to the range が真で、 IDL属性の最大値 < 値の場合、
  [39] IDL属性の最大値を返します。
  [113] それ以外の場合、
  [114] 結果を返します。
  double、 unrestricted double
  [123] 結果を、値に rules for parsing floating-point number values を適用した結果に設定します。
  [124]
  結果が失敗
  結果が 0 より大きくなく、 IDL属性の limited to numbers greater than zero が真
  ... のいずれかの場合、
  [125] 内容属性の既定値を返します。
  [126] それ以外なら、
  [127] 結果を返します。

[70] IDL属性IDL属性と内容属性内容属性の設定器は、次のようにしなければなりません >>6。

[81] 値を、指定された値をIDL属性の型に変換した結果に設定します。
[93] 値により、
null、false
文脈オブジェクトの内容属性属性を削除します。
true
文脈オブジェクトの内容属性属性を、空文字列に設定します。
USVString, DOMString
文脈オブジェクトの内容属性属性を、値に設定します。
long
[106] IDL属性の limited to only non-negative numbers が真なら、
[107] 値が負なら、
[108] IndexSizeError を投げ、ここで停止します。
[109] 文脈オブジェクトの内容属性属性を、値に serialize an integer を適用した結果に設定します。
unsigned long
[118] 値が 0 の場合、
[120] IDL属性の limited to only non-negative numbers greater than zero が真なら、
[119] IndexSizeError 例外を投げ、ここで停止します。
[121] それ以外で、IDL属性の limited to only non-negative numbers greater than zero with fallback が真なら、
[122] 値を、内容属性の既定値に設定します。
[115] それ以外で、値が [ 0, 2147483647 ] の範囲外なら、
[116] 値を、内容属性の既定値に設定します。
[117] 文脈オブジェクトの内容属性属性を、値に serialize an integer を適用した結果に設定します。
double、unrestricted double
[129] 値が 0 より大きくない場合、
[130] IDL属性の limited to numbers greater than zero が真なら、
[131] ここで停止します。
[128] 文脈オブジェクトの内容属性属性を、値の best representation of the number as a floating-point number に設定します。

[96] IDL属性の型が ? 以外の場合 (ほとんどの反映 IDL属性の場合) には、 null が指定されても変換時点で文字列化されてしまうので、 内容属性の削除には至りません。

[105] ここで、内容属性の既定値は、当該内容属性について特に規定がない場合、 limited to only non-negative numbers なら -1、 limited to only non-negative numbers greater than zero なら 1、それ以外なら 0 です >>6。

[147] なお、ここに示した処理の他に、 CEReactions の処理も行う必要があります。

[44] 2017年の改訂で、 crossOrigin IDL属性について limited to only known values であるとの記述が加わりました >>43。しかし IDL属性の型は DOMString? のままで変更されず、 DOMString? に関する limited to only known values の処理の規定はないため、何を意味しているのかは不明です。ただ DOMString? は実際には crossOrigin のみで使われている規定なので、実質的な規定の変更は無いものを思われます。

歴史

[3] 「reflect」という言葉を使って明示的にIDL属性と内容属性の関係を明確に定義したのはおそらく HTML5 が最初です。それ以前の DOM1 HTML や DOM2 HTML では IDL属性の説明から HTML4 へリンクしていただけで、相互の関係を完全に明確には定義していませんでした。