[2] 標準時の改正、夏時刻への変更や復帰、船内時間の改正などといった変更により、 通常なら存在しなかった1時間が挿入されたり、削除されたりすることがあります。 これは閏時 (閏時間) とでもいうべきものでしょう (が、あまりそういう呼び方はしないようです)。
[16] 標準時の改正や、夏時刻の実施に伴い、 本来存在しなかった時が生じたり (正閏時)、 本来存在した時が消滅したり (負閏時) することがあります。 そうした時間は1時間であることが多いですが、 30分やその他中途半端な時間である場合もあります。本項ではまとめて閏時とします。
[12] 負閏時の場合、切り替えの瞬間をもって、新旧時刻間の時刻が存在しなかったように呼ぶのが一般的です。
[18] 正閏時の場合、余分な時間 (やその前後) をどう呼ぶかは明確ではありません。
[14] 夏時刻から標準時への復帰で生じた余分な時間について、 国によっては、「○時A」、「○時B」のような呼び分けの方法が用意されているようです。
[15]
[27]
C言語の構造体 tm
には
tm_isdst
があります。
tm_isdst
[11] Python では、 夏時刻切り替えや標準時変更に際して同じ表記の時刻が2回繰り返される場合に、
両者を区別するため、一度目を fold
= 0、二度目を fold
= 1
と区別しています >>10。
[385] 標準時の改正や標準時と夏時刻の切り替えでは、 24時間ではない日 (閏時のある日) が発生します。
[132] 賃金支払いのための時間の計算では閏時の取扱いが問題となります。 各国の法令ではその処理の特例が定められている場合があります。
[21] 具体的な内容は個々に異なりますが、 次のような論点があります。
[8] >>4 以外に閏秒の意味で閏時と言っているWebページはほとんど無いのですが、 ほんとにテレビで言っていたんでしょうかね。テレビで言っていたなら少しくらい他にも言及があっても良さそうなものですが。
[13] Defect Report #136 () http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/docs/rr/dr_136.html
[26] [tz] Java & Rearguard () https://mm.icann.org/pipermail/tz/2019-June/028036.html
[28] temporary iroiro (, ) http://web.archive.org/web/20010805071758/http://www2u.biglobe.ne.jp/~massange/iroiro.htm
メーン大学連合の情報機器ユーザーサポートのサイトに シャープのビデオ(XA-520)の使い方 のページがある。 これによると夏時間がちょうど終わる日の 1:30 から 2:30 まで予約した場合, 1:30 から 2:00 まで録画, そこで時刻が 1:00 に戻るのでそれから 30分はいったん停止, 2回目の 1:30 がやってきたところで録画を再開するのだそうだ。
アパートそなえつけのビデオも夏時間対応なので, 実験してみたところ, 途中で停止することはなかった。 まあ普通はそうだよな。 どっちにしても 2回目の 1:00 から 2:00 の間に始まる番組を録画するためには, 余分に録画しておかなければならないことになる。 VCR+ (日本の Gコードに相当) とかはどうなっているのだろうか。 TV Guide のバックナンバーは見られないのかな?
なお, 時刻あわせで夏時間の終わる日の 1時台にあわせた場合, かならず夏時間の(つまり 1回目の) 1時台と見なす。 つまり, 夏時間自動対応であることに気づかず, 夏時間が終わった直後にビデオの時刻を一時間戻してしまうと, その一時間後にもう一時間戻ってしまうわけだ。
夏時間自動対応を off にすることはできるが, いつからいつまで夏時間に従うかは固定されているようだ。 したがって米国以外の夏時間のある国ではこの機能は off にするしかない。
[29] タイムゾーン: suchowan's blog, https://suchowan.at.webry.info/201210/article_13.html
when.exe Ruby 版は、iCalendar ベースのタイムゾーンを当初実装しましたが、 TZInfo も使用できるようにしました。ただし、後者を使用する場合、閏時の 扱いに問題が残っています。夏時間から標準時間に戻る際に同じ時刻が2度 現れますが、この処理が iCalendar ベースのタイムゾーン と異なる動作に なるのです。おそらく、最終的にもこのままになると思います。
[30] 閏時の扱い: suchowan's blog, https://suchowan.at.webry.info/201505/article_27.html