[7] 紀元
(y~1748)
は、
昭和時代の日本の宗教団体天照皇大神宮教の紀年法です。
[29]
日付表記の用例は、いずれも
「紀元何年」
のように元号名スロットに紀元と書いています。
それが教団での通常の表記なのでしょう。
Web でみられる用例には昭和を併記したものまたは昭和に併記したものもありますが、
教団でも使われた表記法なのかどうかは不明です。
[13]
この教団を扱うブログ >>12 ほか (執筆者と教団の関係は不明)
は、日付を
「紀元31年(昭和51年)10月20日」
のように昭和の元号と併記したり、
紀元だけで書いたりしています。
教団内の一般的な表記は不明ですが、
おそらくこのブログ同様に単に「紀元何年」
のように使っていたのでしょう。
[32]
元号名スロットに大神様紀元と書いた例がありました
>>30。
[31] 教団外部の説明では、
神の国の紀元 >>1、
神の国年 >>2、
神の国開元の年 >>2
といった呼称もありました。
「紀元」は西暦、
皇紀をはじめ多くの紀年法に適用可能な一般語なので、
教団外では修飾語が必要ということなのでしょう。
「神の国」
や
「開元」
も教義内の言葉には違いないでしょうが、
紀年法名として教団側で使っていた語なのかどうかは不明です。
[24]
教団は現在も存続しているようですが、
その情報は Web 上にほとんどなく実態は不明です。
「紀元」についてはブログに
55年 >>5 (平成12(2000)年),
66年 >>41
まで用例が見えます。
[26]
教団の公称信者数は49万人以上だそうですが、
Web 上の情報の少なさを鑑みれば実態と相当に乖離しているとみられます。
少なくても信者の高齢化は進んでいそうです。
信者は日本のほか、ハワイにも多かったようです。
信者間で「紀元」がどの程度使われていたのか不明です。
[25]
もしかして使われ始めた当時の感覚では皇紀の置き換えだったのかな
[59]
Google Books で検索すると昭和時代に新興宗教を語る人の間では有名だったようです。
[60]
しかし「神の国の紀元」ないし「紀元」の名前とその初年がいつかを紹介している程度のものばかりで、
それ以上に深く研究しているものは見当たりません。
[46]
国立国会図書館 Webサイトの全国の図書館の横断検索には、
検索結果表示の年号 (通常は西暦年が表示されます。)
に
2219,
2419,
2519
といったおかしな数字が並んでいます >>45。該当結果を開いてみると
「出版年月日等 紀元24(1969)」
のようなデータが入っていて、
数字だけ先頭4桁を拾っているようです。
[50] https://dl.ndl.go.jp/pid/6048766/1/74 (非公開)
芸術新潮 43(9)(513)
雑誌
(新潮社, 1992-09)
74: 」を挙行し、その年を神の国の紀元元年とさだめた。それ以来、教団では、「紀元前」については西暦を、
[51] 武蔵野美術 (115), 武蔵野美術大学出版編集室, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/7932787/1/41 (要登録)
[52] https://dl.ndl.go.jp/pid/3563436/1/33 (非公開)
別冊週刊サンケイ (50)
雑誌
(サンケイ新聞出版局, 1961-02)
33: 明けて、もうわしらは神の国の紀元十六年を迎えるようになった。早く心のお目々を覚ましなさい。世
[53] 婦人生活 19(10), 婦人生活社, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/2324712/1/128 (要登録)
[54] ヤフオク! - 1_ 生書 第1巻 非売品 天照皇大神宮教 紀元28年7..., https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c1077582643
[55] 諸宗破折ガイド 天照皇大神宮教, , http://myodenjinet.web.fc2.com/shosyuhashaku-4-3-11.html
[56] 天照皇大神宮教の誤りを破す, , https://www.ryoulan.com/newreli/tensho.html
[57] p009-015 17-2.pdf, , https://hospital.city.sendai.jp/pdf/p009-015%2017-2.pdf#page=3
[58] 生書 改訂増補/生書 第二巻 2冊(天照皇大神宮教本部) / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」, 東京都古書籍商業協同組合, https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=321612610
著者 天照皇大神宮教本部
出版社 天照皇大神宮教
刊行年 紀元21(1966)