崩御

崩御

[19] は、でなくなることです。

崩御

[1] 崩御とは、天皇やそれに準じる方々 (皇后, 上皇, 上皇后, 法皇, 皇太后など) がお亡くなりになることをいいます。


[2] 外国の貴人については、2つの態度があり得ます。

[5] 話者日本人でない場合も同様に話者の立ち位置により使い分けます。 例えば自国ののことを「崩御」というのを原則とし、 日本天皇を含む他国の貴人は「崩御」といってもいわなくても構いません。

[12] 創作物中の架空君主にも類推適用できます。


[7] 天皇または類する地位にないその他の皇族には「崩御」を使いません。

[8] 皇太子摂政宮でも「崩御」は使わないのが原則と思われますが、 そもそもそのような事例は多くありません。 代表例は聖徳太子ですが、聖徳太子の場合「崩御」を使う例が仏教関係や歴史関係で多少みられます。

[9] 天皇上皇 (太上天皇) の称号追贈された人や天皇即位せずに上皇 (太上天皇) となった人には 「崩御」を使うので良いと思われます。そもそもそのような人物の死去に言及する機会があまりなく用例は少ないですが、 検索するといくらか見つかります。

[14] 琉球国国王は「崩御」ということがあります。 元琉球藩王華族として死去した尚泰は「崩御」といわないことが多いようですが、 「崩御」とする用例もあります。

[16] 王族として死去した元大韓帝国皇帝高宗純宗は、 現在の大韓民国系の日本語ウェブページで「崩御」 と記載されることがよくあります。 当時の人達がどう言っていたのかは調査を要します。 また、 王族制度廃止後に死去した元李王李垠は、 「崩御」と記載される例が少数あります。

[6] 日本外務省のウェブサイトでは、外国国王 (スルタン国王と訳したものを含む。)、王妃教皇死去を 「崩御」と表現した例があります。

[11] 一般の用例も含めると、チベット法王スルタンカリフハーンムハンマドに対して 「崩御」と表現されることがあります。

[15] 南アジア西アジアなどの藩王国藩王には「崩御」ということがあります。

[18] 日本大名華族には「崩御」とはいいません。

[17] 大韓帝国より前の李氏朝鮮国王は「崩御」ということがあります。

[10] 国家元首であっても大統領首相を称する人には「崩御」とはいいません。

[13] イエスキリスト仏陀に「崩御」と言った例は見当たりません。探せば出てくるかもしれませんが、 一般的でないとは断言していいでしょう。

動物の死

[21] 以外の生物を「死亡」「死去」「亡くなる」というのは不適切という考えがあるようです.

[23] >>22 マスコミの用例や辞書規範はこれが詳しい。また、アンケート調査もある。

[26] これらや他のウェブページ等をみるとわかるのは

[38] また、編集者を称する人で

のような説明もあり、「死亡」等の表現が不適切とされることが原因で他の表現に言い換える慣習がメディア業界にはあるようです。

[40] ここでいう「「パンダ天国へ」 という表現への指摘」とは動物天国 (キリスト教?) に行くと表現されることを指しているようで、 必要性のよくわからない自主規制のための無理な言い換えでかえって混乱を招いている、 いわば「編集の失敗」事案といえます。

関連

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メモ