咸雍

道宗天福皇帝,乙未改元清寧,乙巳改元咸雍,丙午咸雍二年復改國號大遼,乙亥改元壽昌,至庚辰夀昌六年崩,在位四十六年。

[2] >>1 清寧十年の次が咸雍元年、咸雍三十年の次が壽昌元年。

10年の次

咸雍元年春正月辛酉朔,文武百僚加上尊號曰聖文神武全功大略廣智聰仁睿孝天佑皇帝。改元,大赦。

十年冬十二月辛巳,改明年為大康,大赦。
大康元年

[12] >>11 一〇年の次の西暦1065年から咸雍、西暦1073年の九年の次の西暦1074年が太寧、西暦1075年から太康。

[13] >>11 は大正7年出版の改訂版で、大正7年の方には遼の元号は不掲載。

[9] 金で避諱されて咸和, 咸煕。

[10] 咸甯 (y~4101) も避諱か? でも意味は遠いような? 咸寧は他に西晋と後涼にある。

[17] 遼代紀年考は前の清寧の2字目を誤ったものとみています。 >>14

[18] 東都事略の元号の記述が怪しいことが理由にされています。壽昌の件を踏まえると現在の知見から再検討はしておいたほうがよさそう。

[19] 咸雍の次の太寧 (y~4102) なるものを掲載しているのは、今わかっているうちでは >>11 (昭和11年) (とその後の改訂版) だけです。

[21] >>20 の論文 (昭和9年) が遼の元号として説明するものが、出典が書かれていませんが、 >>11 説と一致しています。

[25] >>20 が >>11 に影響するとは考えにくいので、この説は昭和9年より前から存在していたはずです。

[22] 太寧は歴史上いくつかあり、うち越南の y~208 が西暦1072年から、旧説 y~3850 が西暦1073年からです。これが混入したのでしょうか。

[23] 太は次の元号太康や太安、寧は前の元号清寧にあります。