下から上の横書き

下横書き

[5] 下横書き (横書き下上) は、 からへと進む横書きです。

階段の下横書き

[18] 階段文字階段を登っていく人のために下横書きが出現することがあります。

[9] 計算階段 – 和歌山市立 八幡台小学校, https://www.wakayama-wky.ed.jp/hachimandai/2019/11/13/5771/

階段の段の横面に書かれた左横書き数式 (上ルビつき)。 下の段から上の段へと向かって、九九が大きな数へと進んでいく。

1段に2行分縦に並んでいるケースもあるが、上から下に読むのか下から上に読むのかわからない (どちらでもいいのだろう)。

[10] 階段に九九貼り自然に暗記 小2算数のヤマを楽しく 第二小で校長が考案 | 三重県中南勢の郷土紙|夕刊三重新聞社 () http://www.yukanmie.com/news/7817/

松阪市垣鼻町の市立第二小学校(加藤富雄校長、141人)では、校舎内にある階段に、掛け算の九九を印刷した紙をラミネート加工し、貼り付けている。

左横書きで下の段から上の段へ

[11] 下縦書きにも類例

[12] 散策日記 主に京都 四季の彩り雅やかに : 上賀茂神社 京都御苑, http://k-k.blog.jp/archives/51977556.html

階段垂直面の下から上の左横書き、 しかも先頭 (左) 第1文字が縦読み (あいうえお作文) で下縦書き

[13] 左上縦書きも参照。

路面の下横書き

[4] 道路にペイントされた案内の例: 路面標示

動画の下横書き

[3] 下から上の横書き例 & それと似て非なる例: エンディングテロップ

左上縦書き文中の下横書き

[20] 横書きの文章が左上縦書き文中に引用されるとき、 下横書き時計回り90度回転した形が出現することがあります。 左上縦書き

メモ

[1] ロンゴロンゴ - Wikipedia, , https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B4#%E6%9B%B8%E8%A8%98%E6%96%B9%E5%90%91

[2] 世界の文字, , https://www.chikyukotobamura.org/muse/wr_oceania_1.html

[6] チャットIMコメント欄ミニブログのような類では、 サービスやソフトウェアによって、 時系列で古い順に並べられたり、 新しい順に並べられたりします。 古い順に並べるものだと普通の横書き上下ですが、 新しい順に並べると、 その逆向きになります。

本文が複数行だったり、 本文以外に上下に投稿者名や投稿時刻などメタ情報がついていると、 時系列が下から上へと進んでいくとしても、 横書き上下のブロックが逆方向に並んでいるだけです。

本文が短く、改行もないようなものばかりで、 メタ情報がないか左右に続くタイプだと、 横書き下上というべきものになる場合があります。

例えばチャットでは同じ人が短文で発言していくことが珍しくないですし、 「↓」で前の発言を参照したりもします。

[7]

い> はらへった、食べいこう

あ> 今帰った

あ> 思った以上の大豊作で

あ> すごい疲れた

い> さっきの

い> ↓の件やっぱなしで

[8] 分数は、下から上に進んでいるとも、上から下に進んでいるとも解釈できます。

1663年8月14日寛文3年7月12日四つ時分より雨ふり暮れ六つ時分に晴るる下から続く になりいなずまのような光なりまた六つ半に地震少しする、夜四つ時分地震)
1663年8月15日寛文3年7月13日昨晩五つ過ぎより今朝六つ時分まで雨水は川ころより内四つ半より雨下から続く 知れ申さず候、右(原文は縦書きであり、本文では下の意)鳴り音暮れ候て少し止み目 上に続く
1663年8月16日寛文3年7月14日なし下から続く 候ていずれも不審たて申すほどなり同昼時分地震少しゆり同七つ時分地震、この鳴り物昨日より少しずつ鳴るなり、所は松前か田名部か聢(しか)とは 上に続く
1663年8月17日寛文3年7月15日なし(朝より北の方鳴り則鳴る所と相見え白雲一むら立ち上がりこの雲の体火のもえ上がりたる煙のごとし、朝より晩に至りてことごとく鳴りそのひびきにて戸・障子も鳴り 上に続く

[16] 原文 Microsoft Excel, 公開データ PDF。 表示上、セルに収まりきらないため上の行に続きを押し込むという強引な技が使われている。

[17] 下から上に不自然に続けていくのが不思議ですが、 上から下に順に書き進める作業工程で未だ記入していない下の欄に続きを書けないから上に書いていったのでしょうか。

[19] 辞書等でに収まらないとき続きをの行に書くため左上縦書きが出現するのと似ています。