ガラパゴス携帯電話

ガラパゴス携帯電話

[1] ガラケー (ガラパゴス携帯電話) は、00年代に広く用いられた日本市場向け携帯電話 (フィーチャーフォン) です。

[2] 元はその特異性を揶揄した俗語でしたが、政治的に正しい代替用語であるフィーチャーフォンよりも広く普及しています。

[3] 欧米市場向けフィーチャーフォンとは技術的にも文化的にも異なっていました。

[4] 楽天が「ガラケー」に新規参入 今後競争激化か | NHKニュース ( (日本放送協会著, )) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746501000.html?utm_int=news_contents_news-main_003

大手IT企業の「楽天」は、いわゆる格安スマホの事業者として初めて「ガラケー」と呼ばれるおりたたみ型の携帯電話に参入すると発表しました。

ガラケーをめぐっては大手通信各社が料金プランの値下げを打ち出していて今後、競争が激しくなりそうです。

[5] 日本ではガラケーガラパゴス具合がやたらと批判されがちですけど、 当時の欧米市場向けフィーチャーフォンもたいがいガラパゴスだったんですよね。 Webブラウザーは搭載していたけど、 実装していたのが Mobile Profile などと称するパチもんばかりだった。 Mobile は特殊だから本来の標準とはちょっと違うものをうちらで「標準化」します、 とかいうわけのわからん論理を業界ぐるみで押し通してた。

[6] しかも日本のガラケー各社も欧米のフィーチャーフォン各社もその Mobile Profile の類から好きなところだけつまみ食いした上で独自仕様を足していた。 その好き勝手具合は欧米より日本の方が少し上回っていたかもしれないけど、 インターネット & Web の側から見たら五十歩百歩よね。

[7] だから日本でも欧米でもスマートフォンフィーチャーフォンを一掃してくれたのが画期的な大事件だったわけで。