<form method>

`method` 属性 (HTML)

[1] HTML の form 要素の method 属性は、フォーム・データ集合を提出する際に使用する HTTP method を指定します。

[24]

状態: WHATWG WD
要素型: form、 input (image、submit)、 button (submit)
属性名: method (HTTP method (HTTP メソッド) より)
属性値: 列挙型 (>>2)
既定値: get (>>5)

[3] 仕様書:

SI 4281:1998
- 8.1 Encoding the reply <http://www.qsm.co.il/Hebrew/si4281e.htm>
HTML 4 (Web Forms 1.0)
- form 要素 method 属性 <IW:HTML4:"interact/forms.html#adef-method">
- 17.13.1 Form submission method <IW:HTML4:"interact/forms.html#idx-form-8">

[21] HTML 4 DTD 注釈 (参考) には HTTP method used to submit the form と説明があります。

属性値

[2] この属性は列挙型です。

属性値	説明	出典
`get`	HTTP `GET`	[HTML 4]
`post`	HTTP `POST`	[HTML 4]

[5] この属性は省略可能です。省略時の既定値は get です。

[22] いつどの値を使うべきであるかは、提出の項をご覧下さい。

処理モデル

[6] この属性の値は、フォーム・データを提出する際の提出方法の決定に使われます。

[8] Web Forms 1.0 では、 get と post の2種類の値しか認めず、他の値を受け取った時の UA の挙動は未定義としていますし、 HTTP 以外で提出する場合についても未定義です HTML 4 17.13.3。

[4] HTTP 以外のプロトコルで送信する場合はそのプロトコルに応じて適当な値を指定しておかないといけないと思われ。また UA も必要ならこの値を無視して適当な形で送らないといけないかと。

[20] HTTP の場合、 GET で提出する時は、フォーム・データ集合を Request-URI の query として送信します。 POST で提出する時は、 entity-body として送信します。 HTML 4 17.13.1

フォームが冪等 (idempotent) である (効果が一定しない副作用がない) ときには、 GET を使用するべきです。データベースの検索は理想的な例です。副作用があるときには、 POST を使用するべきです。 HTML 4 17.13.1

[7] 詳しくはフォームの提出の説明を参照してください。

歴史

[24] Web Forms 2.0 で input (image、submit) と button (submit) に追加されました。

[25] Re: A thought: <a href="..." method="post"> (Ian Hickson <ian@...> 著, 2007-10-31 00:52:57 +09:00 版) <http://permalink.gmane.org/gmane.org.w3c.whatwg.discuss/12271> (名無しさん)

実装

[19] >>2 古い UA は小文字が混ざると対応できないことがあるんだそうです。

[23] 最速インターフェース研究会 :: ページ内のフォームのmethodを全てGETにするブックマークレット <http://la.ma.la/blog/diary_200608181518.htm> (名無しさん 2006-08-18 10:29:27 +00:00)

他との関係

[9] method 属性は HTTP 要求の最初の行の method の指定に対応します。 HTTP の方は大文字・小文字を区別します。従来の HTML では区別しません。ですから、古くから大文字で指定する場合が多かったのですが、 XHTML では従来大文字・小文字を区別しなかった部分が小文字に統一されました。そのため、 HTTP では大文字でなければならず、 XHTML では小文字でなければならないという、いささか不恰好なこととなっています。