直列化

[5]

• 要素情報項目
  • グラフ辺を表します。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.1
  • 属性
    • enc:id 属性情報項目
      • enc:ref 属性情報項目から参照するための固有識別子です。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.1。
      • 局所名: id SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.1
      • 名前空間名: http://www.w3.org/2003/05/soap-encoding SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.1
      • 指定: true SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.1
      • 型: xs:ID SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.1
    • enc:ref 属性情報項目
      • このグラフ辺が終わるグラフ節点の要素情報項目 (http://www.w3.org/2003/05/soap-encoding enc:encodingStyle の範囲内になければなりません。) の enc:id 属性情報項目の値を指定します。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.1 該当する要素情報項目は丁度1つでなければなりません。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.3
      • 局所名: ref SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.2
      • 名前空間名: http://www.w3.org/2003/05/soap-encoding SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.2
      • 指定: true SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.2
      • 型: xs:IDREF SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.2
      • この属性情報項目がなければ、 この要素情報項目が終点のグラフ節点をも表現 (represent) します。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.1
      • enc:id 属性情報項目が存在する要素情報項目に出現してはなりません。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.5.3
    • nodeType 属性情報項目 (単純値節点を現す場合、複合値接点を表す場合)
    • enc:nodeType 属性情報項目
      • グラフ節点が表す値の種類を表します SOAP 1.2 Part 2 3.1.7。
      • 局所名: nodeType SOAP 1.2 Part 2 3.1.7
      • 名前空間名: http://www.w3.org/2003/05/soap-encoding SOAP 1.2 Part 2 3.1.7
      • 指定: true SOAP 1.2 Part 2 3.1.7
      • 型: enc:nodeType: simple (単純型), struct (複合型: 構造体), array (複合型: 配列) SOAP 1.2 Part 2 3.1.7
    • enc:itemType 属性情報項目
      • 配列を表す場合指定して構いません SOAP 1.2 Part 2 3.1.3。
      • 局所名: itemType SOAP 1.2 Part 2 3.1.4.1
      • 名前空間名: http://www.w3.org/2003/05/soap-encoding SOAP 1.2 Part 2 3.1.4.1
      • 指定: true SOAP 1.2 Part 2 3.1.4.1
      • 型: xs:QName SOAP 1.2 Part 2 3.1.4.1
      • 配列の要素に当たるグラフ節点の型名を指定します SOAP 1.2 Part 2 3.1.4。
    • enc:arraySize 属性情報項目
      • 配列を表す場合指定して構いません SOAP 1.2 Part 2 3.1.3。
      • 多次元配列のようなプログラムのデータ構造に写像できることを示します。 SOAP 1.2 Part 2 E29
      • 局所名: arraySize SOAP 1.2 Part 2 3.1.6
      • 名前空間名: http://www.w3.org/2003/05/soap-encoding SOAP 1.2 Part 2 3.1.6
      • 型: enc:arraySize: (1*DIGIT / "*") *((U+0009 / U+000A / U+000D / U+0020) 1*DIGIT) SOAP 1.2 Part 2 3.1.6
      • 配列中の各次元の大きさを示します。 項目の数が次元数となります。星は大きさ未指定を表します。 最初の方が添え字がゆっくり動く次元、最後の方が添え字が速く動く次元です。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.6, E29
      • この属性を省略した時の既定値は * です。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.6, E29
    • xn:nil 属性情報項目
      • 節点を表す場合に指定できます。
      • true なら、グラフ節点で終わらない辺であることを表します。 この場合はグラフ辺を表す要素情報項目自体を省略できます。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.3
  • 子供
    • 文字情報項目 (要素情報項目がグラフ節点 (単純値) を表現する場合)
      • グラフ節点の字句値で、単純値を表します。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.2
    • 要素情報項目 (要素情報項目がグラフ節点 (複合値) を表現する場合) SOAP 1.2 Part 2 3.1.3
      • 外向き辺を表します。
      • 辺札で区別される場合、子供要素情報項目の局所名と名前空間名で辺札の値を決定します。
      • 位置で区別される場合、 グラフ辺の順序位置は子供要素情報項目の兄弟間の相対位置に対応します。 局所名と名前空間名は意味を持ちません。

[6] グラフ節点の型名: グラフ節点の型名は符号化された情報集合から次の方法で得ることができます。 なお、型名は名前空間名と局所名の組で、 名前空間接頭辞は SOAP のグラフが持つ情報とは考えません。 SOAP 1.2 Part 2 3.1.4

1. グラフ節点を表現する要素情報項目が xsi:type 属性情報項目を持つなら、 その値が型名です。
2. 親要素情報項目が enc:itemType 属性情報項目を持つなら、 その値が型名です。
3. 型名は未指定です。

注意: SOAP のグラフは型名の情報を持っていますが、 SOAP 自体としては特定の型システムや妥当性検証を求めてはいません。SOAP 1.2 Part 2 3.1.4

[4] 複数の表現: 1つのグラフに複数の表現方法があるかもしれません。 直列化器はどの表現を使っても構いませんし、 解直列化器はどの表現も受け付けなければなりません。 SOAP 1.2 Part 2 3.1

失敗の処理

[7] SOAP 受信者が SOAP符号化を解直列化しようとした時、

• enc:ref 属性情報項目の参照先がなければ、 SOAP失敗 enc:Sender (亜符号 enc:MissingID) を生成するべきです。 SOAP 1.2 Part 2 3.2
• enc:ref 属性情報項目の参照先が複数あれば、 SOAP失敗 enc:Sender (亜符号 enc:DupulicateID) を生成するべきです。 SOAP 1.2 Part 2 3.2
• 型名が指定されていなければ、 enc:Sender (亜符号 enc:UntypedValue) を生成して構いません。 SOAP 1.2 Part 2 3.2

関連

[3] SOAP の他の部分との関係:

• SOAP符号化や SOAPデータ・モデルの実装は任意選択です。
• SOAP RPC表現は SOAP符号化を使用しています。

メモ