Node インターフェイス ownerDocument 属性 (DOM)

[4] Node の ownerDocument 属性は、 Document では null を、それ以外では節点文書を返します >>2。

仕様書

[18] 常に節点文書を返さないのは歴史的理由です。

[6] 節点は作成時に節点文書 (node document) が関連付けられます >>5。

[7] 節点文書と ownerDocument は、 Document においてのみ異なる値になります。

[10] 節点文書を変更する操作は養子化 (adopt) と呼ばれています。詳しくは adopt の項を参照してください。

[14] それ以外で ownerDocument や節点文書が変化することはありません。

[19] すべての節点は、節点文書を持ちます。文書と節点が同じ木に属さないとしても、常に節点文書は存在しています。

[1] ownerDocumentがnullになるのは、Document節点自体の場合と、createDocumentTypeしてからまだ使用していないDocumentType節点の場合です。

createDocumentTypeはEntity節点もNotation節点も含まない空の文書型を作ると定義されているので、それ以外の種類の節点でownerDocumentがnullになることはありません。

[3] DOM Living Standard では createDocumentType はその DOMImplementation オブジェクトと関連付けられている Document オブジェクトの DocumentType を作ることになっているため、その ownerDocument は null ではなく、必ず Document となるようになりました。

[12] HTML Standard では DOM Standard 以前から「節点の Document」や「属性の Document」といった用語が使われていましたが、後に節点文書に統一されました >>11, >>13。