mozVisibilityState

Document インターフェイス visibilityState 属性 (DOM)

[3] Document オブジェクトvisibilityState 属性は、文書が表示されているかどうかの状態を返します。

仕様書

可視性状態

[12] 最上位閲覧文脈文書は、 可視性状態 (visibility state) を持ちます >>11

[7] 可視性状態は、次のいずれかです >>11。 それぞれ、列挙型 VisibilityState >>11 で対応する値を持ちます。

s
可視性状態
c
VisibilityState
d
意味
s
隠れ (hidden)
c
hidden
d
文書は、画面 (screen) 上でまったく可視状態にありません。
s
可視 (visible)
c
visible
d
文書は、少なくても一部は画面上で可視状態にあります。
s
事前レンダリング (prerender)
c
prerender
d
文書は事前レンダリングモードで読み込まれ、まだ可視状態になっていません。
[19] 状態の判定については、可視を参照。
[23] 値の変化の挙動については visibilitychange を参照。

[14] かつては unloaded もありました >>2vendor prefix 付きの値も認められていました >>2

取得器

[15] Document インターフェイスvisibilityState IDL属性は、 文脈オブジェクトについて可視性状態を決定する手順を実行しなければなりません >>13。 この属性読み取り専用で、列挙型 VisibilityState の値を返します >>13

[16] 文脈文書可視性状態を決定する手順 (steps to determine the visibility state) >>13 は、次のようにします。

  1. [6] 文脈文書閲覧文脈null なら、
    1. [21] hidden を返し、ここで停止します。
  2. [4] 文書を、文脈文書閲覧文脈最上位閲覧文脈文書に設定します。 >>13
  3. [17] 文書defaultViewnull なら、
    1. [22] hidden を返し、ここで停止します。 >>13
  4. [18] 文書可視性状態VisibilityState を返します。 >>13

[9] 値の決定については >>7 の各項を、値の変化のタイミングについては visibilitychange の項をご覧ください。
[20] この手順はバイブレーションパターンの処理からも呼び出されます。

歴史

[5] Page Visibility 仕様で追加されました。

[10] 当初は各レンダリング・エンジンwebkitVisibilityStatemozVisibilityStatemsVisibilityState という名前で実装されていました。

関連

[8] boolean で値を返す document.hidden 属性もあります。