at:deleted-entry

at:deleted-entry 要素 (Atom)

[2] Atomat:deleted-entry 要素 (http://purl.org/atompub/tombstones/1.0 名前空間deleted-entry 要素) は、削除されたエントリーを表します。

仕様書

用法

[3] フィードから削除されたエントリーは通常フィードに含まれませんが、 そうするとキャッシュその他で既に以前のフィードから保存してあるエントリーが削除されたことを知る術がありません。 そのため削除されたエントリーを把握できるよう at:deleted-entry 要素が追加されました。 >>1

[20] とはいえ Atom処理器がこの要素に従い処理する保証はなく、 削除されたエントリーであっても処理を続ける可能性があることに注意が必要です。 >>1

文脈

[13] Atomフィードは任意の個数の at:deleted-entry 要素を含むことができますが、 refwhen の組み合わせが同じ物が複数あってはなりません >>1

属性

[5] この要素には次の属性があります。

内容

[8] この要素内容は次の通りです。

[14] 子要素の順序は任意です >>1 RELAX NG スキーマ

[16] RFC 6721 では RELAX NG スキーマ参考とは書かれていません。
[17] 要素間空白等については明記されていません。

[22] anyElementRELAX NG スキーマ上認められていますが、その意味は明記されていません。 任意の要素、あるいは拡張要素を認めることを意図しているのかもしれませんが、不明です。

[23] atom:entry子要素として使える各種要素を使いたいという需要はありそうなものですが、 それについて何も言及がなく、排除することを意図しているのか認めているのか不明です。例えば atom:publishedatom:author を含めたいこともありそうですが。

エントリーと削除済みエントリー

[19] atom:entry 要素によって表されるエントリーat:deleted-entry 要素によって表される削除済みエントリーatom:idref が重複していても構いません。 その場合 atom:updatedwhen日時を比較した上で、

... と解釈します。 >>1

保安性

[21] atom:entryat:deleted-entry を不正に注入する手段があると、 本当は削除されていないエントリーを削除したように扱わせたり、その逆のように扱わせたりできるかもしれず、 注意が必要です。 >>1

[18] at:deleted-entry 要素を持つフィード文書の例 >>1

     <feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom"
           xmlns:at="http://purl.org/atompub/tombstones/1.0">
        ...
        <!-- Minimal deleted-entry -->
        <at:deleted-entry>
          ref="tag:example.org,2005:/entries/1"
          when="2005-11-29T12:11:12Z"/>

        <!-- Extended deleted-entry -->
        <at:deleted-entry>
          ref="tag:example.org,2005:/entries/2"
          when="2005-11-29T12:11:12Z">
          <at:by>
            <name>John Doe</name>
            <email>jdoe@example.org</email>
          </at:by>
          <at:comment>Removed comment spam</at:comment>
        </at:deleted-entry>
        ...
     </feed>