XLink要素型

xlink:type 属性 (XLink)

xlink:type 属性 (XLink)

[32] xlink:type 属性は、 XLink要素型を指定します。 この属性は (XLink 的に意味を持たせたい要素には) 必須です。

仕様書: <http://www.w3.org/TR/xlink/#link-types>

[33] 属性値:

arc
を定義するために使用します。
extended
拡張連結のために使用します。
locator
遠隔資源を指定するために使用します。
none
この値の時、その要素 (とその属性) は XLink 的意味を持ちません。
resource
局所資源の包含子として使用します。
simple
単純連結のために使用します。
title
人間可読の説明を加えるために使用します。

[34] XLink 仕様書の DTD 例では、 xlink:type (none|simple) #REQUIRED のように、列挙型で定義されています。 このような場合、 xlink:type=" simple " のように、属性値表記内の実際の値の前後に空白を挿入できます。

しかし、 DTD を読まない時のことを考えると、こんなことはしないほうがよいでしょう。

[35] XLink 1.0 では xlink:type は必須ですが、 XLink 1.1 では省略可能で、既定値は simple となっています。ただし実際には XLink 1.0 時代から省略して用いられることが多く、 1.1 はこれを追認するものでした。

[36] XLink 1.0 時代のものでも、 DTDXML Schema既定値としてのみ xlink:type を記述することがよくありました。その場合、 妥当性検証を行わない XML処理器を使った場合や、 PSVI を使わない場合には、 xlink:type が設定されないことになってしまいます。

[37] 例えば SVG 1.0SVG 1.1XLink 1.0 に基づいていましたが、 xlink:type 属性DTD にあるのみで、実際の文書には記述しないことがよくありました。

[38] また GMLXML Schema データ型である gml:PointPropertyType では xlink:type 属性既定値が用いられており、それを用いたスキーマを使った、 例えば国土数値情報XML ファイルでは xlink:href 属性だけしか使われていません。