仕様書

意味

[27] 型付き配列型 (typed array type) は、次の型です >>26。

[41] ArrayBufferView とは、型付き配列型または DataView をいいます >>39, >>30。

[31] ArrayBufferView は、 BufferSource にも含まれています。

状態

[71] 型付き配列は、 TypedArrayName を持ちます。 値は種別 (Int8Array など) を表しています。 JavaScript の仕様書上のオブジェクトの取り扱いにおいては、 この内部スロットの有無で型付き配列かどうかを判別しています。

[72] ArrayBufferView は、 ViewedArrayBuffer を持ちます。 値は ArrayBuffer です。 構造化クローンや Streams Standard のオブジェクトの取り扱いにおいては、 この内部スロットの有無で ArrayBufferView かどうかを判別しています。

[74] ArrayBufferView は、 ByteOffset と ByteLength を持ちます。それぞれ、 ViewedArrayBuffer のバイト列におけるオフセットと長さを表しています。 本 ArrayBufferView は、バッファー上の該当範囲を表しています。

[75] 型付き配列は、 ArrayLength を持ちます。配列としての長さ (要素数) を表しています。各要素のバイト長が1バイトとは限らないので、 ByteLength とは一致するとは限りません。

[73] これら内部スロットの値は、 コンストラクター内で設定され、以後変化することはありません。

文脈

[76] ArrayBufferView の各クラスのインスタンスは、 コンストラクターにより作成することができます。 ArrayBuffer/SharedArrayBuffer を指定した場合は、それが ViewedArrayBuffer に設定されます。 それ以外の場合、新しい ArrayBuffer が作成されます。

[40] 型付き配列の subarray, slice, filter, map 各メソッドは新しい型付き配列のインスタンスを作成します。 subarray は同じ ArrayBuffer/SharedArrayBuffer を共有することになりますが、それ以外は新しい ArrayBuffer を作成します。

[77] ArrayBufferView の各クラスのインスタンスは、 ReadableByteStreamController により (入力と同じクラスのものが) 作成される場合があります。

[78] Uint8Array のインスタンスは、 ReadableByteStreamController により作成される場合があります。

[79] Uint8ClampedArray のインスタンスは、 ImageData オブジェクトの data IDL属性から得られます。

[81] fetch の処理も ArrayBuffer や Uint8Array を内部的に作成することがあります。

[45] 構造化クローンにより作成されることがあります。

比較

[83] TypedArray が等しいかどうかの比較は、 組み込みの方法はなく、 自分で実装するほかないようです。

変換

[84] ArrayBuffer から TypedArray を得るには、 TypedArray のコンストラクターを使うといいです。

typedArray = new Uint8Array (arrayBuffer);

[85] TypedArray から Array を得るには、 Array.from を使うといいです。

array = Array.from (typedArray);

歴史