Tag

タグ (OpenType)

[32] 用字系機能などの識別にはタグが使われています。 タグ (tag) は4文字のASCII文字です。

仕様書

構文

[57] データ型としての Tag は、 uint8 の4つの配列です。 [ 0x20, 0x7E ] で UTF-8バイトと解釈されます。 >>56

[58] タグ0x20 SPACE は末尾でのみ使えます。 最大3文字で、最初の1文字は 0x20 以外でなければなりません。 >>56

[37] こういうプロトコル要素では記号類は敬遠されがちですが、 TrueType / OpenType ではそういう忌避はないみたいで、 OS/2 のように / が入っていたり、 CFF のように が入っていたりします。

[39] 大文字・小文字を区別する上に、大文字小文字のどちらも使われています。 パッと見た感じ大文字小文字の区別だけで使い分けられているものはまだ無いみたいですが。

[38] お陰で変数名にしたいときに困ります。

[101] 大文字私用 (カスタムタグ) のために割り振られていることもありますが、 タグごとに状況が違います。(各項参照。 フォント機能 )

[8] 私用が認められていないものもあります。 のタグのように、 TrueType では私用だったのが OpenType では私用でなくなったものもあります。

[4] OpenType 仕様書の文面上では、 小文字数字で構成されるタグSPACE が含まれるタグ' で括り、 大文字数字のみで構成されるタグはそのままとされたり ' で括られたりしているようです。

[5] OpenType 仕様書の文面上では、本来 U+0020 であるものが表示上の都合として U+00A0 に置き換えられている場合があります。 用字系タグ

登録簿

[33] 以外のタグMicrosoft の仕様書に登録簿 (Registry) があって、そこに登録できることになっています。 Microsoft を含むフォント関係事業者各社が登録しているようです。

[34] なぜか登録制度になっていますが、仕様書に組み込まれていて、 他の規格のように仕様書の改版と独立して登録できる制度とは違うようです。

[35] ISO/IEC 版の ISO/IEC 14496-22 も登録簿部分も規格本文に含めています。

[36] 要求を即時に反映できるとか、 通常の標準化手続きより手軽に登録できるとかのメリットはなさそうで、 名前だけ登録して処理モデルを明確に定義しないで済む相互運用性の抜け穴になっているような。

[2] OpenType Layout tag について、 フォント開発者は、 互換性フォント, 応用, OS を超えた利用の簡単 (ease of use across) のため、 登録されたタグの利用が推奨 (encouraged) されます。 >>1

[3] 新しい OpenType Layout tag を追加したい事業者 (vendor) は、 Microsoft に連絡するべきです (should) >>1

[7] 言語系タグの追加要求は、 OpenType 仕様書 (MicrosoftWebサイト) のフィードバックフォームか、 MicrosoftGitHub Issues で送信できます。 >>6

[10] 機能タグについて MicrosoftMicrosoft Tag Registry として管理していますが、フォント開発者からの登録も歓迎するとしています。 >>9 登録内容については機能タグ参照。

種別

[43] TrueType / OpenTypeタグ

メモ