ScriptLangTag

ScriptLangTag

[3] ScriptLangTag は、 フォントに関連付けられた特定の言語用字系を表すものです。 >>1

[4] IETF言語タグに非常によく似ており、 IETF言語タグの規定をほぼ参照する形で定義されていますが、 フォント用に使うものということで、 言語よりも用字系に焦点が当てられています。

仕様書

構文

[6] ScriptLangTag は、 省略可能な言語部分タグ、 1個の用字系部分タグ、 省略可能な地域部分タグ、 0個以上異体部分タグ、 0個以上拡張部分タグ、 省略可能な私用部分タグを、 この順で - で区切って並べたものです。 >>1

[7] ScriptLangTag
  1. ?
    1. 言語部分タグ
    2. -
  2. 用字系部分タグ
  3. ?
    1. -
    2. 地域部分タグ
  4. *
    1. -
    2. 異体部分タグ
  5. *
    1. -
    2. 拡張部分タグ
  6. ?
    1. -
    2. 私用部分タグ

[10] 派生元の本来のIETF言語タグとは違って用字系部分タグが必須となっています。 これは言語が主対象の言語タグと違って、 フォントで使う ScriptLangTag では用字系に主に着目するためです。

[11] 言語タグには用字系抑制等の規定があって、 明示する必要がないならむしろ用字系部分タグは省略するべきとされています。

[12] ほとんどの場合には一般的 (generic) なタグを使うべきです。 dlngslng では、ほとんどの場合は用字系部分タグだけで構成される値を使うことになります。 >>1

[14] Cyrlキリル文字を表します。 sr-Cyrlセルビア語キリル文字を表します。 >>1

文脈

[2] meta dlngslng の値として使います。 >>1

処理

[8] 仕様に適合しない値は無視します。 >>1

[9] 拡張部分タグ私用部分タグは無視できます。 >>1

[13] 実装は用字系部分タグ以外が含まれる値も認めなければなりませんが、 用字系部分タグのみを解釈し、他を無視しても構いません。 >>1

語彙

[15]部分タグの項を参照。

[16] 特別な値については用字系部分タグを参照。

関連

[5] OpenType は他に用字系タグ言語系タグを規定しています。 ScriptLangTag とは構文と語彙が違っていて、 対応付けは必ずしも容易ではありません。

[17] OpenTypeにおける言語参照。

メモ