本項は歴史的事項を説明しています。本項の内容の一部または全部は、現在の状況とは異なるかもしれません。
(なお本項の内容の一部または全部は、互換性または歴史的連続性のために現在も有効な場合もあります。しかし新たに利用することは避けるべきです。)
[7] @key は、鍵盤の鍵を示すために使用します。
http://www.gnu.org/software/texinfo/manual/texinfo/texinfo.html#key
@key は、利用者に入力させる打鍵列を示す時に
@kbd の中に入れることができます。
たとえば、 @kbd{C-x @key{ESC}} のように書きます。
Texinfo のマニュアルには、 KBD
など代表的な鍵の名前が「推奨」として挙げられています。
先の例の C-x のように、鍵単独ではなく修飾子として使用するときには
@key ではマークしないようにと書いてあります。
[9] key 要素型は、 code
要素型や kbd 要素型などと共に
1993年1月に GNU texinfo から輸入されました。
[1] 当時の HTML DTD の注釈によれば、鍵盤の鍵の他に、 メニュー項目やボタンに使うことも想定していました。
[10] しかし、 1994年1月27日の Dan Connolly の DTD
では There was once a KEY element, for keyboard keys, menu items, buttons, etc. but it's not supported or widely documented
という注釈と共に標準では無効の要素型に降格し、
6月3日の DTD を最後に完全に消去されてしまいました。
(その期間に派生した Dan 以外の DTD でその後もひっそり受け継がれていたりしますが。)
削除された理由は注釈の通り使われなかったためでしょうが、
同時に導入された他の要素型群は使われたのに key
(と dfn) がどうして使われなかったのかは謎です。
[11] 現在では kbd 要素型が
key 要素型の意味で使われることもあります。
しかし、 HTML 4 などの仕様書に明記された使い道ではなく、
好ましくないと考える人もいます。
(kbd の説明を参照。)
[12] XML Binding Language (XBL) 2.0 ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/2007/CR-xbl-20070316/#key