IETF STD

インターネット標準 (STD)

[1] インターネット標準 (Internet Standard) (Full Standard) は、 IETF仕様書状態の1つです。

[6] IETF標準化過程の最終段階であり、 IETF (IESG) がインターネットの技術標準として完成したと判断したことを表しています。

[8] IETF仕様書RFC として出版されますが、 所定の手続きを経て何度か RFC として出版されることを経てインターネット標準となることができます。

[9] RFC のすべてがインターネット標準というわけではありません。 標準化過程中途の RFC も、インターネット標準ではありません。 またインターネットでは IETF 以外で標準化された技術が用いられることも多々あり、 それぞれの標準化団体標準と呼ばれることはありますが、 それはインターネット標準ではありません。

STD

[5] インターネット標準には 「STD n」 のような番号が与えられます。

[7] このウィキに記事の有る STD

[10] インターネット標準は、単独の RFC で構成される場合もあれば、 複数の RFC で構成される場合もあります。 STD 番号は、 いずれの場合も構成する RFC 全体に与えられるものです。

[11] 改訂時に再割り当てせずに新しい番号が割り当てられる RFC とは違って、 STD の番号は改訂によって変化しません。

改訂

[12] インターネット標準の改訂は、標準化過程を再始動することになります。 そのためインターネット標準が古い版 (廃止された RFC) になって、 それより新しい版の RFCインターネット標準ではない、 という奇妙な現象が起こります。

[13] 例えば RFC 822 の事例を参照。

メモ

[15] RFC 1311 - Introduction to the STD Notes, , https://tools.ietf.org/html/rfc1311

[14] RFC 6410 - Reducing the Standards Track to Two Maturity Levels ( 版) http://tools.ietf.org/html/rfc6410