[1] IOC (国際オリンピック委員会) は世界各国 (国および五輪において国に準じて扱われる地域や団体) の国符号を割り当てています >>17。
[2] 五輪だけでなく、いろいろなスポーツ系の団体や大会が、 国や国籍の記述に使っています。
[3] スポーツ中継や結果の報道などを通して一般人の目に触れることも少なくありません。
[4] IOC は国際政治の場であり、必然的に国符号にもそれが現れています。
[7] 紛争地域など特別編成のチームが五輪に出場した場合には、 それ用の国符号が割り当てられています。
[8]
スポーツ大会等ではチームではなく個人の所属国、国籍の記述のために用いられることがあります。
[9] しかし無国籍や朝鮮籍など特殊な地位の人々を記述できません。 非公開を記述する符号もありません (個人参加の大会ならプライバシーを重視したい人もいるでしょう)。 そうした人達への配慮なく盲目的に採用するのは考えものです。
[10] 「世界陸連 (World Athletics) の国符号」 というものが参照されることがあります。 ところがそれがどういうものか、 調べてもよくわかりません。
[12] ドイツ語版Wikipediaに(だけ)は、 その一覧表が掲載されています。 >>11
[14] その出典として示されているのは、 世界陸連 Wwbサイトの加盟団体一覧表です。 世界陸連の加盟団体は各国を代表する競技団体で、 一覧には英字大文字3文字の符号が示されています >>13。
[16] しかしそれが世界陸連が制定した符号だとする情報は他にありません。 世界陸連の Webサイトには、 IOC が 「international abbreviations」 を承認したとのニュースが掲載されています >>15。 世界陸連は独自に 「international abbreviations」 を制定する主体ではなく、 IOC の国符号を利用する立場に過ぎないと思われます。