[35] 平安時代末期の承安2(1172)年、 泰平や万平に改元されるとの噂が京都にありました。 日本私年号の研究 pp.四八〇-四八一
[6] 日本私年号の研究ではこれら2つを「私年号的諸資料」として立項し、 従来私年号と目されてきたものの、私年号ではないとしています。
[8] 板碑とその時代は日本私年号の研究を参照しながら、 泰平を承安2年の私年号としています。一覧表のみで理由は記載なく不明です。
[2] Wikipedia は括弧付きながら私年号の一覧に掲載しています。 風説と注記されてはいます。 >>1
[3] 実用例が確認されておらず、私年号とする根拠は明らかではありません。 現段階では改元デマとしかいえません。
[15] >>3 これなのですが、研究史を遡ってみた結果、 近世のまだ研究が始まったばかりの頃、公年号以外のものが雑多に一括りにされていたものが異年号とか逸年号とか呼ばれていて、 それが近代に入るとそのまま異年号や私年号と呼ばれる括りになって、 昭和の頃に私年号と呼ばれるようになった経緯があるみたいです。
私年号 異説 元年相当公年号(西暦) 継続年数 典拠・備考 (泰平) 万平 承安2年(1172年) - 『百錬抄』承安2年閏12月10日条、『玉葉』同月13日条。公年号改元の風説。
[14] 百家叢説 第1編, 田辺勝哉, 井上頼圀 校訂, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/1087688/1/45 (要登録)
[4] 歳時部/年號下〈逸年號併入〉 - Kojiruien, http://ys.nichibun.ac.jp/kojiruien/index.php?%E6%AD%B3%E6%99%82%E9%83%A8/%E5%B9%B4%E8%99%9F%E4%B8%8B%E3%80%88%E9%80%B8%E5%B9%B4%E8%99%9F%E4%BD%B5%E5%85%A5%E3%80%89#content_1_327
[1927] 伴信友は、 妖僞年號の一例として、 百練抄 承安二年壬辰十二月の條に 「近日諸國稱有改元之由、公家被誡仰、其號泰平元年云々」 とあるのを引きました。 >>1731
[7] 読史備要, 東京帝国大学史料編纂所, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/3430740/1/113 (要登録)
泰平 私年号
[9] 山陽町史, 山陽町史編集委員会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/9575557/1/486 (要登録)
泰平元年が出てくる説話
[10] 山都町史 第3巻 (民俗編), 山都町市編さん委員会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/9643913/1/449 (要登録) 左上
[11] no.12_1_9.pdf, https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900117044/no.12_1_9.pdf#page=3
[12] この岡山の方の説話の「泰平」は時系列的に合わないので京都の新元号案とは暗合と思われ。
[13] 岡山の方は年齢から逆算すると奈良時代初め頃?