異体属性

異体属性 (HTTP)

[1] 異体属性 (variant attribute) は、異体説明に含まれる属性です。

仕様書

構文

[5] 異体属性は、名前と値を {} で括ったものです。 >>2

[6] 仕様書の時代的に構文上空白が明記されていませんが、名前と値の前後には空白を挿入できると思われます。

  1. {
  2. OWS
  3. 属性名
  4. OWS
  5. 属性値
  6. OWS
  7. }

[7] 名前は、字句です >>2

[14] 名前の解釈は明記されていませんが、定義されている属性はすべて構文上大文字・小文字不区別となっています。

[8] 値は、0個以上の字句引用文字列空白といくつかの記号の列です >>2

[9] 空白LWS とされています >>2 が、 現在の RFC 723x では OWS または RWS と解釈するべきでしょう。

[10] 記号は tspecials から }" を除外したものです。現行の RFC 723x には tspecials が既に含まれていませんが、次の記号が該当します。

文脈

[4] 異体属性は、異体説明に0個以上指定できます。

[13]属性異体説明中で高々1回指定できます >>4

[15] 異体属性はすべて省略可能ですが、できるだけ多く指定したほうが折衝の品質が上がり好ましいことがよくあります >>2

属性の一覧

[3] 属性の名前として次のものがあります。

[17] 実験用の属性x- で始まる名前を使わなければなりません >>2

[18] 利用者エージェントは認識できない属性を無視するべきです >>2

[19] 異体リストに未知の属性があれば遠隔異体選択アルゴリズムを実行してはなりません >>2

[20] IANA登録簿は無いようです。

メモ

[16] 属性値とそれに相当するHTTPヘッダーの値は必ずしも一致していなくても構いません >>2