[22] 樺太千島交換条約によって大日本帝国がロシア帝国に割譲した樺太在住の先住民のうち、 樺太アイヌの一部は北海道以南に移住し引き続き日本国籍を有しました。 後に有籍アイヌと呼ばれることになりました。 その他は現地に留まり、 ロシア帝国の国籍を選択したことになって日本国籍を喪失しました。
[23] ポーツマス条約によって南樺太が大日本帝国に復帰した際、 南樺太在住の先住民は日本国籍を回復しました。 北海道に移住していた有籍アイヌの多くは南樺太に帰還しました。
[28] 法的に南樺太在住の先住民のロシア帝国の国籍が残存している可能性がありましたが、 ソビエト連邦成立後の国内法手続きによりソビエト連邦の国籍を与えられませんでした。 >>10
[1] 樺太土人:
[17] 樺太アイヌはほぼ全員、約1200人が大東亜戦争の終戦後に北海道以南に避難し、 引き続き日本国籍を有しています。 >>10
[18] アイヌ以外の諸民族は47人から100人弱が終戦後に北海道以南に避難し、 引き続き日本国籍を有しています。 350人以上がソ連占領下に残留しました。 >>10
[19] 残留者は西暦1970年代までにソ連の国籍を付与されたといわれています。 >>10 潜在的に日本国籍を有したままの可能性があります。
[24] 樺太土人は戸籍に相当する土人戸口に記載されました。 >>10
[25] 有籍アイヌは北海道移住時に戸籍に記載されました。 >>10
[26] 無籍アイヌは昭和時代初期に戸籍が創設されました。 >>10
[27] 大東亜戦争の終戦以後、北海道以南に移住した樺太土人も戸籍に記載されるようになりました。 >>10
[21] >>10 は日本国との平和条約によって南樺太は日本の侵略前、すなわち日露講和条約以前の原状に復せられるべきとの解釈を採用している。 しかしこの解釈を受け入れるべきかには疑問もあろう。 樺太は朝鮮や台湾とは違って複数度にわたって国境線が変化していて、 日露戦争がロシア帝国への侵略であるとする見解には異論もある。 また、ソビエト連邦が南樺太と共に千島列島および北方四島に軍事侵攻し、 ロシア連邦に引き継いでいる現状とも整合的な解釈がなされる必要がある。
[20] 樺太の先住民がロシア連邦のウクライナ侵攻で戦地に送られているとしたら、 日本国民が含まれる可能性があるということになるので、 日本政府はなんとかするべきでは?