延真

延徳 (日本の公年号)

延徳 (日本公年号)

[2] 延徳は、日本の元号 (公年号) の1つです。

元号名

異体字

[121] 富士吉田市史 史料編 第2巻 古代・中世, 富士吉田市史編さん委員会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/13205403/1/128?keyword=%E5%BB%B6%E5%BE%B3 (要登録) /130

[122] >>121 ずいぶんと細かい字形差を拾って明朝体にしています

[129] 千葉県史料 金石文篇 3 補遺, 千葉県企画部県民課, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/9641996/1/41?keyword=%E5%8F%B3%E7%82%BA%E9%80%86%E4%BF%AE (要登録) /61

[130] 板碑入門, 小沢国平, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/2980023/1/78?keyword=%E5%BB%B6%E5%BE%B3 (要登録)

延悳

[19] 延徳を異体字により延悳と表記した事例が知られています。

用例

[20] 明確に知られているものは1例のみですが、 異体字は通用字体に正規化されて翻刻されることが多いので、 他にも存在した可能性はあります。

日時事例

諸説

[25] 延徳の異表記とすることで諸書一致しています。

[26] 悳と德の関係や干支を根拠とするものです。

[27] 異論は見当たらず、この判定に特段問題は見当たりません。 ただし、媒体である板碑の様式による時期の判定は独立に行われるべきと思われます。


[28] 私年号・異年号と認めるかに関して若干の見解の相違が見られますが、 これは私年号の呼称と分類に関わる問題であって、 本質に関わるものではありません。

[31] 悳は、他の公年号でも德のかわりに使われることがあります。 元号以外での用例や文書等の用例などの検討が必要ですが、 あまり深い意図なく交換可能な異体字と認識されていたと推測できます。 德

研究史

[16] の書籍は、 板碑の私年號の事例として >>8 を紹介し、 延悳は延徳であろう、 悳は德に通じる、 延徳2年である、 としています。 >>11

[17] の書籍は、 大分県下の板碑の私年號の事例として、 延悳を挙げています。 それら私年号を意識的に使用したのか否かは不明としています。 >>136

[18] の書籍は、 板碑で異年號とまではいかずとも普通の年号と少しく異なった文字を用いた事例として、 延德を延悳としたものなどがあるとし (他に正仲や應任)、 それらは文字の詮索を怠慢した結果だろうと述べています。 >>9

[12] の書籍は、 板碑の私年号の事例として >>8 を紹介し、 悳 は「トク」と読み、 干支年から延徳に当てるとしています。 >>21

[22] 昭和42年の日本私年号の研究は板碑概説を参照していそうなものですが、 延悳は収録されていません。単なる異体字で異年号に当たらないと判断されたのでしょうか。

[24] そのためなのか、それ以後の私年号の表などにも掲載は見当たりません。

延真

[30] 昭和41年の論文は、 公年号の元徳の異表記に関連して、 延真など他にも例があると述べています。 >>117

[1] 具体例は示されていませんが、延徳を延真と書いた事例があるとのことと思われます。 公年号延徳なのか私年号延徳なのかは不明です。

干支不一致

1年ずれ延徳

福徳

延徳乙酉

私年号延徳

私年号延徳

私年号延徳

遡及年号

[3] 戸田市史 資料編 1 (原始・古代・中世), 戸田市, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/9642301/1/340?keyword=%E5%BB%B6%E5%BE%B3 (要登録)

延徳元年 二月七日

延長年号

[192] 本土寺過去帳

[23] 久喜市史 資料編 1 (考古・古代・中世), 久喜市史編さん室, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/9644349/1/255 (要登録)

[29] 川口市史 古代・中世資料編, 川口市, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/9641575/1/318 (要登録)

[125] 新熊本市史 史料編 第1巻 (考古資料), 新熊本市史編纂委員会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/12688359/1/618?keyword=%E6%94%B9%E5%85%83 (要登録)

[70] 中禅寺納札 「延徳五天癸丑卯月十二日」 (同一人物によるもの 福徳 ) >>289

[111] 史蹟と史話, 大阪染料商壮年会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/1042168/1/181 (要登録) 左

日光 延徳五年

[32] 相州古文書 : 改訂新編 第4巻, 貫達人, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/2992826/1/45?keyword=%E5%BB%B6%E5%BE%B3 (要登録)

延徳5年癸丑4月20日 結城政朝

特殊な用例

[7] >>21 は延徳を延享に後刻で改めた事例

一般用例

日時事例

公年号延徳私年号説

[6] の書籍が、 蔭涼軒日録 を孫引きして、堺で盗賊が猩々に変身して忍び込んで財宝を盗んだ記事がある、 延徳は我が国の暦にない私年号である、 と述べています。 >>124

[4] それらしき記事は、 蔭凉軒日録 の延徳3年2月11日条、13日条にあります。 >>5 これは公年号延徳です。

[13] 何らかの誤解と思われます。

メモ