半角カタカナ

[1] 半角カタカナは、半角のカタカナ (遺物) です。

文脈

[9] 半角カナが必要とされた時代、好まれた時代というのが何度かあります。

[10] 昭和40年代の計算機では EBCDIK や JIS X 0201 のような形で片仮名が使われました。当時はまだ漢字を使えなかったので、すべてが片仮名で表されました。太古の昔から続くシステムが今でも半角カナを使うのはその名残りであり、銀行のシステムなどはその代表例です。
[11] 平成7(1995)年に発売され流行した Windows 95 日本語版は利用者インターフェイスの片仮名語で全面的に半角カナを採用しました。 Windows 95 上で動作するアプリケーションの多数がこれに追随しました。
- [12] Windows 98 の頃には全角カナに戻りました。
[14] 平成時代中期頃の人気の Web 掲示板サービス 2ch で流行した AA や俗語では半角カナを使った表現が多くありました。視覚的な効果を狙ったものや、全角カナとは違うニュアンスが込められたものも多くありました。
[13] 平成時代中期頃に普及したガラケーは、利用者インターフェイスの片仮名語で半角カナを多用しました。 iモード等ガラケーの Web アクセス機能に向けて提供された Webサイトもほとんどがこれに追随しました。