[5] 他に、明治時代に新設された北海道と琉球国があります。
[7] 現在では北海道を除き、行政区画としても住所としても用いられません。
[8] しかし令制国制度は明確には廃止されておらず、五畿七道の現在の法的な位置付けは不明です。
[11] 令制国自体は細々と使われ続けていますが、その大分類に当たる五畿七道は、 北海道が都道府県として使われるのを除けば、明治時代以来ほとんど利用実態がありません。
[12] 五畿七道は実効性を喪失し事実上廃止されているという見解もあり得るでしょう。
[10] 慣習的な令制国である琉球国が五畿七道に於いてどこに所属するのか(しないのか)は不明です。 地理や歴史的経緯に従えば西海道所属とするのがいいのでしょうか。
[13] 令制国が設置されていない樺太が五畿七道に於いてどこに所属するのか(しないのか)は不明です。 地理的には北海道に所属させるのもいいのでしょうが、 近代の北海道庁管下や都道府県の北海道との整合性を考えると、 樺太道のような新しい道が設置されるべきなのかもしれません。
[14] 令制国に属さない大東諸島, 尖閣諸島, 竹島が五畿七道に於いてどこに所属するのか(しないのか)は不明です。 琉球国や隠岐国に所属し西海道や山陰道の一部とするのがいいのでしょう。
[15] 令制国に属さない小笠原諸島が五畿七道に於いてどこに所属するのか(しないのか)は不明です。 新たに令制国を設置して東海道に所属させるのがいいのでしょうか。