[1] インターネットメールのメール本文は、 歴史的な経緯と慣習から、単なる平文ではなく一定の曖昧な構造を持ったテキストファイルとなっています。
[2] インターネットメールのメッセージ形式 (RFC 822) には元々メッセージ本体の形式を記述する方法がありませんでしたが、
後から MIME が導入された時、 Content-Type
の省略は
text/plain
とみなすと規定されました。
[3] 暗示的 text/plain
のメール本文は、純粋な意味の平文ではなく、
色々な慣習が反映されたものとなっています。
[4] そうした慣習は MIME により明示的に text/plain
の Content-Type
ヘッダーが指定されるようになってからも引き継がれています。
[6] MUA によっては引用の部分や、引用と明示されていなくても返信元のメールと一致している部分は省略して表示する機能を有していることがあります。
[7] URL、ドメイン名、メッセージID、電話番号、 ニュースグループ名といった文字列を抽出して自動リンクする場合があります。
[8] かつてはインターネットメールの表示画面の1行に表示できる文字数に制限があり、 利用者はその範囲内で改行しなければならないと考えられていました。
[9] 現在でもその名残でメールの文章を改行する人もいますが、少なくなってきています。
[10] MUA はこれを適当に解釈して画面上に綺麗に表示することがあります。
format=flowed
はそれを機械的に実行する方法を定めています。
[18] uuencode などで添付ファイルを符号化して本体に含めることがよくありました。
[19] PGP などの電子署名を ASCII Armor として本体に含めることがよくありました。
From
行[11]
超漢字メールは text/plain
でテキスト形式TRONコードを読み書きする、しないのオプションを提供していました。
既定値は有効でした。
Content-Type
も参照。