セッション履歴イベント・ループ

セッション履歴イベントループ (Web)

[1] セッション履歴イベントループ (session history event loop) は、 セッション履歴を扱う特別なイベントループです。

仕様書

セッション履歴探索キュー

[129] 最上位閲覧文脈はそれぞれセッション履歴探索キュー (session history traversal queue) を持ちます >>127。これは通常のイベントループにおけるタスクキューの役割を果たしますが、 ここに追加され得るタスクtraverse the history by a delta のもの (つまり履歴移動が発生した時のもの) だけです。

[130] 最上位閲覧文脈が作られた時点ではセッション履歴探索キューは空です >>127

セッション履歴イベントループ

[2] 最上位閲覧文脈が作成されたら、並列セッション履歴イベントループを実行しなければなりません >>127

[3] セッション履歴イベントループは、セッション履歴探索キューが空で無くなると、 先頭のタスクを取り出して実行する、という処理を繰り返さなければなりません >>127

[4] セッション履歴イベントループは、最上位閲覧文脈が破棄された時停止します。

[134] イベントループは複数存在することがあり、その場合履歴の操作が発生するとイベントループ間で同期操作が必要になってしまいます。 セッション履歴イベントループはこれを避けるために導入されました >>137イベントループが全体で1つしかない実装では、セッション履歴イベントループも必要なく単一のイベントループで処理できます。

歴史

[137] セッション履歴イベントループイベントループが複数ある環境での履歴操作を記述するために2013年9月に導入されました。