[5]
U+00AD
SOFT HYPHEN
(SHY
)
は、
語中の分断点であって、
語がハイフン付けその他行にわたって分割されるときに改行するのに好ましい位置を示します。
>>18
[6] そうした分断点は、 通常は自動化されたハイフン付け器によって決定します。 >>18
[7]
SHY
は任意の用字系で使うことができますが、
通常は自動化されたハイフン付け器の挙動を利用者が上書きする必要がある状況に限って使います。
>>18
[8]
語中の分断点での
line break
の可視的なレンダリングは、
自動的に決定されたものにせよ、
SHY
により示されたものにせよ、
周りの文字、
用字系や言語の規則、
語の意味によって異なります。
正確な規則は
The Unicode Standard
の適用範囲外です。
>>18
[9] 一般的な既定のレンダリングは、 line break の前にハイフンを挿入するものでありますが、 多くの場合にこれでは不十分か、誤りとなります。 >>18
[11]
この
Unicode
の定義からは、
ハイフン以外のレンダリングも可能であるかのように捉えられます。
ラテン文字以外ではハイフン以外によるハイフネーションも行われますし、
ハイフン記号なしの語中の分断が起こる言語や用字系もあります。
そうしたものに
SHY
を利用可能な実装があるのかは謎ですし、
SHY
を記述した文書があるのかも、
そのメリットも謎です。
[12] この文字は歴史の割に相互運用性が低そうで、 あまり使われていないのではないかとも思われますが、 目に見えないだけによくわかりません。 統計データなどは無いものでしょうか。
[10]
ハイフン付け可能な位置を表す文字である
U+2027
HYPHENATION POINT
とはまったく異なります。
SOFT HYPHEN
。SHY
を挿入しておいて、行末にそれが現れたときは、 HYPHEN の字形 + 改行になる、という寸法。
[13] n506.pdf, , http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg3/docs/n506.pdf