未録

弥勒十年辰の年

ミロク10年辰の年 (宝暦10年辰)

[57] 33_KJ00002403720.pdf, https://www.jstage.jst.go.jp/article/minkennewseries/33/1/33_KJ00002403720/_pdf/-char/ja#page=5

[466] 史叢 (60), 日本大学史学会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/6067819/1/3 (要登録)

[484] 南方熊楠全集 第2巻 (十二支考 第2), 渋沢敬三, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/2941217/1/90?keyword=%E5%BC%A5%E5%8B%92%E5%85%83%E5%B9%B4 (要登録)

[485] 日本民俗学辞典, 中山太郎, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/1453383/1/419?keyword=%E5%BC%A5%E5%8B%92%E5%85%83%E5%B9%B4

[490] 日本随筆大成 㐧二期 卷一, 日本随筆大成編輯部, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/1914179/1/340?keyword=%E5%BC%A5%E5%8B%92%E5%85%83%E5%B9%B4 (要登録)

[494] 日本反文化の伝統 : 流行性集団舞踊狂の発生根拠としての, 上林澄雄, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/12208361/1/18?keyword=%E3%83%9F%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%B9%B4 (要登録)

[571] 大田南畝全集 第16巻, 浜田義一郎 [ほか], , , https://dl.ndl.go.jp/pid/12456812/1/328?keyword=%E5%BC%A5%E5%8B%92 (要登録)

ミロクの年

[496] むつ小川原地区民俗資料緊急調査報告書 第1次(昭和47年度), 青森県教育委員会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/9569447/1/76?keyword=%E3%83%9F%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%B9%B4 (要登録)

[559] 石巻の歴史 第6巻 (特別史編), 石巻市史編さん委員会, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/13197985/1/393?keyword=%E3%83%9F%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%B9%B4 (要登録)

三河万歳

[362] 三河万歳 (小坂井万歳) の歌詞に 「 () (ろく) 十年 (たつ) の年」 の一節が伝えられています。 >>360 /321

[363] また、 同じ地域の農作業の唱歌にも 「弥勒十年辰の年」 の一節がありました。 >>360 /320, >>360 /317

[364] 農作業のものは昭和27年に愛知県教育委員会主催で日本国愛知県名古屋市で古典芸能発表会が催された時から、 「昭和何年何の歳」 と改められました。 >>360 /320, >>360 /317

[365] 変更の理由は明らかではありませんが、よくわからない年を唱えるよりも当年の方がいいとなったのでしょうか。 弥勒信仰の衰えが感じられます。

[366] 三河吉野朝説に使われています。 弥勒 (三河吉野朝)

[328] 平成時代の研究者千々和到は、私年号弥勒と 「弥勒十年」 の関係への言及を引用しつつも、 「判断の当否はおくとして」 と保留しています。 >>324 どちらかといえば否定的にとらえているようにも読めます。

[5] >>4>>603 の /18 の出典は 仮名世説>>603 の /33 は「現在」保存会で行われているもの。

[467] 奇態流行史, 廃姓外骨, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/927420/1/21?keyword=%E5%BC%A5%E5%8B%92%E5%85%83%E5%B9%B4

[472] 和歌山工業高等専門学校研究紀要 (29), 和歌山工業高等専門学校地域共同テクノセンター, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/3200692/1/72?keyword=%E5%BC%A5%E5%8B%92%E5%85%83%E5%B9%B4 (要登録)

[61] 寿柱立万歳 TXT, , http://hachisuke.my.coocan.jp/yukahon/hasiradate.html

「弥勒十年たってののち、ごしんのたてたる御家は、雨が降れども雨落ちせず、風が吹けどもたゞならで、ちいと吹いては世をはるかぜよ、こちらへ吹いては御万歳万歳楽まで祝うて千秋、繁盛と参り栄え給うは、コリヤ誠にめでとう候ひけるとはアヽ

[62] 箏曲「万歳」 Manzai - YouTube, https://www.youtube.com/watch?v=MxwOJ8fEYJ4

弥勒十年辰の年、諸人の建てたる御館にて、誠にめでたう候ひける、雨ンが降れども雨漏りせず、風ンが吹けども宝風

[64] お知らせ - 己斐のイトーピア, HIROSHIMA City, https://www.com-net2.city.hiroshima.jp/koihigashi2/?block_id=147&page_id=0&action=announcement_view_main_init&html_flag=1&nc_session=c44b8e97a74122baa64c7a2b5e90056b

己斐の「木遣り唄」③

柱万才(棟上げ式など、景気が良くなるように唄った)

まず十一本の柱をば 十一面観世音は 子宝を授かる守り神

まず十二本の柱をば 十二神祇は 十二ヶ月の一年中 悪魔をはらう守り神

残りし三十六本の柱をば きりりやしゃんと建てくらべ

弥勒十年 辰の年

古人の建てし家なれば 雨は降れども 雨漏りせず

お日は照れども 干割れせず

風が吹き込みゃ 宝風

[65] 言祝ぎ、予祝、幸運を売る人々 - 思考の部屋, https://blog.goo.ne.jp/sinanodaimon/e/c49c19c954467716ca6c77f50ded158e

上記の『催事百話』では次のように解説しています。

<幸運を売る人々>

今に見られる万歳は、万蔵と才蔵の二人一組となり、鼓をうちながら、家ぼめをして寿詞をのべたてるものである。一番有名なのが三河万歳で、愛知県碧海郡あたりを出身地とする。江戸時代に大きな勢力を持ち、江戸市民の間ではすっかりなじみとなった。江戸時代中期ごろに、三河万歳が唱える文句に「弥勒十年辰の年」というのがあった。これは災難多き年のあることを予言し、正月をやり直して幸運にきりかえることをすすめる内容で ある。

[66] 正月をやり直すとは取越正月のこと。

[6] 平成時代中期の愛知県幸田町塩谷蔦家の情報によると、 幸田町御門開きで「弥勒十年辰の年」の謳い文句が登場し、 「現在」も歌われていますが、口伝であって文字化されていません。 >>1102

歌舞伎

[63] Xユーザーの竹本 葵太夫さん: 「#歌舞伎竹本 ▼「十種香」022▼⇨その後、録音で3常磐津松尾太夫師の「乗合船」を拝聴したら、普段はあまり演奏されない(と思う)〽弥勒十年経ってののちよ…」のくだりを聴いたら涙がぼとぼとと溢れた。旋律が何か私の心に触れたのだか…これも何故だか解らない。⇨」 / X, , https://twitter.com/aoidayu/status/1357316441268097025

小林一茶

[1134] 小林一茶ミロク関連の俳句は6句確認されています。 >>1102

  • [1135] 春立やみろく十年辰の年 (文化九年正月)
  • [1136] 亀に問んみろく十年辰の年 (文化九年二月)
  • [1137] 蛙穴に入て弥勒の御代を頼む哉 (文化十年三月)
  • [1138] 青柳弥勒十年の小家哉 (文化十二年二月)
  • [1139] 鴬よ弥勒十年から来たか (文化十四年正月)
  • [1140] とてもならみろくの御代を松の春 (不明)

[60] 一茶発句全集(7), , http://www.janis.or.jp/users/kyodoshi/issaku-07.htm

青柳弥勒十年の小家哉 七番日記 化12

三河吉野朝弥勒改元説

弥勒 (三河吉野朝)

研究史

弥勒

[1] 近世の研究者には金石文などにみられる弥勒私年号との関係が指摘されるも、 十二支年が一致しないなど問題があって結論が出ないままでした。

[2] 近代になると民俗学の研究者によってミロク信仰の全体の構想に埋め込まれ、 弥勒私年号弥勒十年取越正月が結び付けられたり、 特に鹿島信仰との関係が強調されたりしました。 有名研究者らが取り上げたことで分野内での知名度が高まりましたが、 物証に乏しい抽象的な議論に留まる言及や地域・時代を超越した結び付けも多く、 聞きかじりの曖昧な知識の拡散も見られます。

[3] 一方で私年号研究の中では昭和時代頃から急速に弥勒十年の存在感が薄まっています。 考古学文献史学の方面の研究者にとって、 金石文や文献に出現する弥勒私年号十二支年が一致しない民俗学的史料の弥勒十年は関心の対象から外れているのでしょう。

[9] 後見草, 杉田玄白 >>8

宝暦九年の夏の比より誰仕出せしといふ事もなく来る年ハ十年の辰 年也、三河万歳の謡る未録十年辰年に当れり、此年ハ災難多かるへ し、此難を遁れんにハ正月の寿を祝ふにしく事なしと申触たり

関連

日本前近代文芸の日時, 福徳

弥勒

私年号研究史

流行正月

メモ