size

font 要素 size 属性 (HTML)

font 要素, basefont 要素 size 属性 (HTML, XHTML 1)

[9] HTMLfont 要素型および basefont 要素型の要素の size 属性は、 文字の大きさを指定します。

[10] 仕様書:

代替

[11] この属性は非推奨 (deprecated) です。 代わりに、スタイル・シートを利用できます。

[12] CSS なら、 font-size 特性で指定できます。

属性値

[13] この属性の値は、 SGML 的には CDATA です。

値の指定方法は、相対値と絶対値の2種類があります。 絶対値は整数 17 で、 相対値は符号 (+ または -) 付正負整数です。 (HTML 4 仕様書を良く読むと、絶対値は整数と指定がありますが、相対値は例示だけで厳密に規定されてはいません。)

絶対値は固定サイズで、レンダリングは UA 依存です。 UA には7種類の大きさでレンダリングする義務はありません。 HTML 4 15.2.2 大きさを変えてレンダリングするなら 1 の方が小さな字という規定くらいあっても良いようなものですが、それすらありません (レンダリング例はあって、そちらでは 1 が小さくなってはいますが)。

相対値は基底フォント・サイズ (basefont size) に対するもので、 17 に収まります。 HTML 4 15.2.2 この範囲になるというのは MUST ではなく、ですと断定なので、そうなのでしょう。 基底フォント・サイズが 3 なのに size-4 らしい例が載っていますから、 HTML 文書の適合性に関わる問題ではないのでしょう。

相対指定は基底フォント・サイズではなく、 font の上位の指定 (なければ basefont) に対して解釈する方が妥当であり、 多くの実装はそうなっていると思うのですが、 HTML 4 の規定はあえてでしょうか、ミスでしょうか。

[14] basefont 要素では size 属性は必須です。ここで size 属性に相対値を指定した場合については規定がありません。

font 要素では size 属性は省略可能です。

basefont 要素が存在しない時の基底フォント・サイズは 3 です HTML 4 15.2.2

歴史

[39] font 要素basefont 要素size 属性HTML 2.0 の拡張として Netscape Navigator が実装しました。 (>>40-41)

[40] font 要素size 属性は、妥当な範囲が 1 から 7 までで、 既定値3 であるとされていました。 また、先頭に +- をつけると、文書既定フォントに対する相対値として解釈されるとされていました。

相対値を使った font入れ子については言及されていませんでした。

[41] basefont 要素size 属性は、 妥当な範囲が 1 から 7 までで、既定値3 であるとされていました。 この要素属性文書既定フォントを指定します。 相対値font size文書既定フォントに対するものと説明されていました。

[15] 絶対指定の例 HTML 4 15.2.2

<P><font size=1>size=1</font>
<font size=2>size=2</font>
<font size=3>size=3</font>
<font size=4>size=4</font>
<font size=5>size=5</font>
<font size=6>size=6</font>
<font size=7>size=7</font>

レンダリング例: <IW:HTML4:"images/font1.gif">

[16] 相対指定の例

<P><font size="-4">size=-4</font>
<font size="-3">size=-3</font>
<font size="-2">size=-2</font>
<font size="-1">size=-1</font>
<font size="+1">size=+1</font>
<font size="+2">size=+2</font>
<font size="+3">size=+3</font>

レンダリング例 (基底フォント・サイズ 3): <IW:HTML4:"images/font2.gif">

[8] テスト頁

[33] 項目についての説明の部分の大きさを小さ目にする例

<p>&nbsp;&nbsp;<a href="/intl/ja/help.html">検索方法とヘルプ</a><br>
          <font size="-1">&nbsp;&nbsp;基本検索、&nbsp;検索結果の見方</font></p>

出典: Google について <http://www.google.com/intl/ja/about.html> (2005年4月現在)

同じ内容の、より好ましい例

<dl>
<dt><a href="/intl/ja/help.html">検索方法とヘルプ</a></dt>
          <dd>基本検索、検索結果の見方</dd>
</dl>

適用するスタイル・シート

dl, dt, dd {
  display: block;
  margin: 0;
  border-style: none;
  padding: 0;
}
dd {
  font-size: smaller;
}

[42] 最古の例文 >>39

Surprise!  Yo<font
size="+1">u</font> c<font size="+2">a</font><font size="+4">n</font> <font
size=7>c<font size=6>h<font size=5>a<font size=4>n<font size=3>g<font
size=2>e</font></font></font></font></font></font> the font size.

メモ

[30] HTML 4 移行用 DTD の basefont 要素型の要素型宣言の注釈には、 font 要素用基底フォント・サイズと書かれています。 (名無しさん [sage])

[64] IRC logs: freenode / #whatwg / 20090624 ( 版) <http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20090624#l-358>

[72] Web Applications 1.0 r7213 Match reality better (apparently). ( ( 版)) <http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=7212&to=7213>