[1] HTML の frame
要素・
iframe
要素の
scrolling
属性は、
フレーム窓の scroll についての情報を指定します。
[2] 仕様書:
[3] 一般に、内容がフレーム窓から溢れるかどうかは、 その内容や利用者が使っている環境によりますから、 フレームで固定的に指定することは望ましくないと考えられます。
frame
要素ではなく、 frame
の中に表示されるべき文書の側で、
スタイル・シートによって同等の指定を行うことが望ましいと思われます。
[4] CSS の場合は、 overflow 特性を使うことができます。 こちらは HTML よりも柔軟な設定が可能です。
属性値 | 説明 |
auto | Scroll 装置が必要なら提供するよう指示します。 |
yes | Scroll 装置を提供するよう指示します。 |
no | Scroll 装置を提供しないよう指示します。 |
[7] フレーム内の文書の画布に対する
overflow
特性の指定との関係:
scrolling \ overflow | scroll | hidden | auto | 指定なし |
yes | 常に縦横スクロール・バー | Fx: 常に縦横スクロール・バー; IE, Opera: 常に縦横ともスクロール・バーなし | Fx, Opera: 常に縦横スクロール・バー; IE: 必要ならスクロール・バー | Fx, Opera: 常に縦横スクロール・バー; IE: 常に縦スクロール・バー、必要なら横スクロール・バー |
no | Fx, IE: 常に縦横ともスクロール・バーなし; Opera: 常に縦横スクロール・バー | 常に縦横ともスクロール・バーなし | ||
auto | 常に縦横スクロール・バー | 常に縦横ともスクロール・バーなし | 必要ならスクロール・バー | |
指定なし | 常に縦横スクロール・バー | 常に縦横ともスクロール・バーなし | 必要ならスクロール・バー |
[6] HTML に属性数多あれども現在分詞形をしているのはこの属性だけではないでしょうか。
[8] 943249 – The overflow property on an <iframe> is propagated to the viewport of the inner document (unlike other UAs) ( ( 版)) https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=943249
[9] Web Applications 1.0 r8517 Make <iframe scrolling> more Web-compatible. ( ( 版)) http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=8516&to=8517
[10] Editorial: nested browsing context is a member, not a type (annevk, , ) https://github.com/whatwg/html/commit/6b737bbc428facf34ec3728c0912cf9e172d0ea4