[2] XSL は、 XML で利用することを想定して開発されていたスタイル言語でした。
[3] XSL は XSLT と XSL-FO に分割され開発が進められました。
[4] XSLT は、XML文書の木構造を入力とし、新たな木構造を生成する方法を記述する関数型言語でした。 文書のレンダリングに限らず、一般目的の木変形記述言語として利用されました。 Webブラウザーにも実装され、00年代にはたまに使われました。しかし XML の衰退に伴い現在ではほとんど使われなくなってきています。
[5] XSL-FO は、XML文書のレンダリング方法を記述するもので、 画面だけでなく紙媒体への出力が強く意識されているようです。 構文は XML ですが、語彙は CSS の一部を拡張したもので、 当時は CSS WG と協調して開発されていました。 XSLT と比べても開発が遅れた上、 Web とは親和性が低い仕様で Webブラウザーに実装されることはありませんでした。
[10] SGML の Web 版を開発するプロジェクトだった XML と同時期に並行して、 DSSSL の Web 版の開発が始められ、 XSL と呼ばれるようになりました。 SGML の部分集合に収まった XML とは異なり、 XSL は次第に DSSSL から離れていき、構文もS式から XML に大きく変化しました。
[9] DSSSL Online Application Profile, 1996.08.16 () http://www.ibiblio.org/pub/sun-info/standards/dsssl/dssslo/do960816.htm
[1] A Proposal for XSL ( 版) http://www.w3.org/TR/NOTE-XSL.html
[7] XS discussion begins (Jon Bosak著, ) https://lists.w3.org/Archives/Public/w3c-sgml-wg/1997May/0481.html
[8] Mulberry Technologies, Inc. - XSL-List, Open Forum on XSL (Mulberry Technologies, Inc.著, ) http://www.mulberrytech.com/xsl/xsl-list/index.html
[11] Antenna House によるXSL拡張仕様 (, ) https://www.antenna.co.jp/XML/axf-extension/axf-extension.htm