CTA-5005

ストリーミング処理

[1] ストリーミング処理に対応したデータ形式

[2] ストリーミングに「対応」しているというのも程度問題です。

[3] 例えば HTML は末尾まで読み込みを終えずにレンダリングの開始が可能です (というよりWeb互換性のためにそれが必要です) が、 HTML構文解析器の仕様上前の方のデータを後の方のデータが一部変更する可能性があり読みながら捨てていく処理はできない、 という意味で、完全にストリーム処理可能ではありません。

[4] しかし一般的な動画ストリーム配信形式はキーフレームとその差分のような構造を採用していたりしますから、 受信したデータをある程度の期間保持し続けなければならないことは必ずしも「ストリーム処理できない」 と判断する基準ではありません。

[5] ストリーミングに「対応」したいるデータ形式のすべての実装が「対応」しているとも限りません。

[6] XML は理論上ストリーミングに対応可能ですが、対応している実装は多くありません。

[7] CTA-5005 Web Application Video Ecosystem – DASH-HLS Interoperability Specification

CTA のサイトから PDF 無償入手可能