[2] つまりですよ。ある文字実体集合があるとします。 その公開識別子は +//IDN example.org//ENTITIES characters//EN で、漢字「一」が含まれているとします。とすると、その定義は、 <!ENTITY one SDATA "[han ideograph one]"> とでもしておきます。 (これは定義文字実体集合です。)
ある装置では、 UCS (ISO/IEC 10646) が使えるとします。 そうすると、その装置で使う表示文字実体集合 (公開識別子は +//IDN example.org//ENTITIES characters//EN//UCS とでもしておきましょう。) でこの実体宣言は、 <!ENTITY one "一"> と書かれていることでしょう。
別の装置では、文書文字集合が日本語EUC なので、 +//IDN example.org//ENTITIES characters//EN//EUC-Japan, <!ENTITY one "냬"> を使います。
また別の装置では、シフトJISの +//IDN example.org//ENTITIES characters//EN//Shift-JIS, <!ENTITY one "裪"> を使います。 (でも SGML の文書文字集合が SJIS で使い物になるのかは知りません。)