共通蓄積域管理器属性属性形式相対 SOI 基底属性 (SGML 公式システム識別子)

[1] SGML 公式システム識別子の共通蓄積域管理器属性 (common storage manager attributes) (smcommon) 属性形式の相対 SOI 基底 (base for relative SOI) (SOIbase) 属性は、 代わりの相対基底を指定します。

[2] 仕様書:

• ISO/IEC 10744:1997
  • A.6.5.3 Common storage manager attributes <http://www.y12.doe.gov/sgml/wg8/docs/n1920/html/clause-A.6.5.html#clause-A.6.5.3>

[3]

属性形式

共通蓄積域管理器属性 (common storage manager attributes) (smcommon)

完全名

相対 SOI 基底 (base for relative SOI)

参照具象構文名

SOIbase

属性型

CDATA (この蓄積域管理器の SOI)

既定値

現在蓄積域物体が同じ蓄積域管理器なら、 現在蓄積域物体。そうでなければなし。

[4] 相対 SOI 基底属性は、相対 SOI を解決するための基底となるものを指定します。 属性値は指定された蓄積域物体の蓄積域管理器に対する SOI でなければなりません。 ISO/IEC 10744:1997 A.6.5.3

相対 SOI 基底属性は、相対 SOI が使えるどんな蓄積域管理器にでも宣言できます。 ISO/IEC 10744:1997 A.6.5.3

[5] 相対 SOI 基底属性による指定は、必ずしも属性値を SOI の前に付けたものと等価ではありません。 ISO/IEC 10744:1997 A.6.5.3 は次のような例を挙げています。

<osfile soibase=entities>foo.sgm</osfile>

この公式システム識別子で、蓄積域管理器ははじめにファイル entities/foo.sgm を探し、存在しなければ次にファイル pubtext/foo.sgm を探すとします。

<osfile>entities/foo.sgm</osfile>

同じ蓄積域管理器で、こちらの公式システム識別子では entities/foo.sgm しか探さないかもしれません。

メモ