活性文書の設定

活性文書 (閲覧文脈)

[2] 閲覧文脈の現在の文書活性文書 (active document) といいます。

仕様書

意味

[3] 閲覧文脈には常時1つの文書指示 (designate) されており、 これを活性文書といいます。

[10] 閲覧文脈活性文書は、 閲覧文脈WindowProxyWindow関連付けられた文書です >>1

[4] 活性文書は、セッション履歴現在エントリー文書です。

[6] 活性文書で更に条件をみたすものは完全に活性であるといいます。

[8] window.document活性文書を返すことになります。

処理

[11] 閲覧文脈閲覧文脈文書文書について活性文書を設定 (set the active document) するには、 次のようにします >>1

  1. [13] を、文書関連大域オブジェクトに設定します。
  2. [14] 閲覧文脈WindowProxyWindow を、に設定します。
  3. [15] 関連付けられた文書を、文書に設定します。
  4. [16] 関連設定群オブジェクト実行準備完了フラグを、 に設定します。

[5] 次の場面で呼び出されます。

[17] 活性文書を設定する場面

[18] 新しい活性文書が設定されると、元の活性文書活性文書ではなくなります。

[19] 他に、閲覧文脈を捨てる処理により閲覧文脈が破棄され、 文書はなおも参照され続けているケースで、 活性文書活性文書ではなくなると思われます (が、現在の仕様書の規定上はあまり明確ではありません)。

[20] ある文書が複数の閲覧文脈活性文書となることはありません。


[7] 文書活性文書かどうかが変化すると、次のものに影響を与えます。

歴史

[9] Centralize setting the active document (annevk著, ) <https://github.com/whatwg/html/commit/4257a9bf03f8ebbd6cc8b41933b6c5b619611662>

[21] document.open() simplifications, part 1 (TimothyGu著, ) <https://github.com/whatwg/html/commit/6f769b8089a843066aa19f5991405bf4c84458b3>