[8] 大きな整数を表す位取り記数法の数字列には、 可読性の向上のために記号を挿入することがあります。
[2] 欧州式の3桁区切り、 東洋式の4桁区切り、 印度式があります。
[3] 日本では4桁式も地味に使われてはいるのですが、あまりメジャーとはいえないために、 この書き方はおかしいと馬鹿にして逆に無知をさらす情弱の人がたまに SNS などに出現します。
[5] 現代日本では ,
が主流ですが、空白を使うこともあります。
[6] 言語や地域が違う人が見る可能性のある世界的に展開されているサービスや国際的な商取引などでは、 区切りや小数点で誤解を生じないように注意が必要です。 特に価額の表示では慎重さが求められます。
[7] 普通この種のものはロケールの実装に任せるのが定石ですが、 価格表示のような特に慎重な扱いが求められるものは、 システムのロケール実装に委ねずにロケールによらない通貨ごとの固定の表示方法を使うというのも一案です。
[1] カンマとピリオド | 貿易よもやま話, https://www.globalbizgate.com/boekitips/2015/11/30/%e3%82%ab%e3%83%b3%e3%83%9e%e3%81%a8%e3%83%94%e3%83%aa%e3%82%aa%e3%83%89/
ちなみに、インド、バングラデシュなど南アジアではもっと複雑です。 上の例で示すと、「12,34,567.89」となります。 小数点が「.(ピリオド)」で桁区切りが「,(カンマ)」なのは日本型と同じですが、桁の区切り方が独特で、最初は3桁で区切りますが、その後は2桁ごとに区切ります。 何桁で区切るのかは、その言語での数字での表し方に寄るところが大きく、日本でも一部で、4桁ごとに区切る人もいます。 しかし、インド型のように区切る桁数が変わるのはなかなか珍しいですね。 なので、カシオがこのインド形式の桁区切りをする電卓(3桁式との切り替え可能なもの)を現地で発売したところ、大人気になったそうです。 競合製品の2倍の価格にもかかわらず、人気を博しているのは、こういう現地事情をきちんと吸い上げたマーケティングの勝利といえるでしょう。