[1] 西暦1990年代 (90年代) は、 20世紀最後の十年紀です。
[4] 90年代と平成1桁代は少しずれてますが、おおむね一致しています。 平成初期もおおむねこの時代です。
[6] 日本では、平成改元直後でまだ昭和を引きずっていた時代から、 21世紀・ミレニアムを迎えるに先立ち世紀末感が高まっていた時代にあたります。
[5] 21世紀以後の人々がいう「昭和感」は、実は平成1桁台のイメージのことも多いようです。
[7] アニメ視聴者の「昭和感」は、この時代のアニメの雰囲気を指していることも多いです。
[8] 初代iMacの写真を若者に見せたら「すごい!昭和ですね!」と言われた - Togetter, https://togetter.com/li/1462235
[10] 昭和といえばポケベルといわれることもありますが、今の人が連想するいわゆるポケベル文化は平成初期のものです。
[11] バブルも昭和感があるとされますが、昭和末期から平成初期の現象で、 数値上の絶頂期は平成に入ってからです。また、実体経済への影響は少し遅れるので、 バブル文化として連想されるものは概ね平成初期で、 バブル崩壊が始まったとされる時期より後のものまで含まれます。 逆に昭和末期は昭和天皇のご容態が思わしくないために自粛ムードでした。
[12] テレビ文化などでは平成7年頃が昭和的なものと平成的なものの境目ではないかと言われています。
[13] 平成7年は阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件等のオウム事件があったり、 Windows 95 が発売されたり、 平成6年に始まったインターネットの商用サービスがじわじわ広まり始めた時期だったりと、 時代の転換点となる出来事がいろいろと起こっています。
[14] 平成11年にはノストラダムスの大予言、 平成12年には西暦2000年問題があり、 その他にもこの時期には環境問題への関心が強く、 オカルトブームやオウム事件、 酒鬼薔薇聖斗事件などで終末感が世相となっていました。 平成12年のミレニアムブーム、 平成13年の21世紀開始などで新時代感がありましたし、 インターネットの普及などでも時代の変化点になりました。
[15] 現代人の時間感覚では、高度経済成長まで = 歴史、高度経済成長からバブル崩壊、インターネット商用化まで = 昭和、ブロードバンド・ガラケー・渋谷ギャル・グループアイドル・匿名掲示板の時代 = 平成というちょっと歪な感じになってそうです。
[16] Xユーザーの三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』さん: 「【連載】『考察する若者たち』がWeb無料公開されます……!! 平成の「批評」→令和の「考察」 平成の「萌え」→令和の「推し」 の変化を読み解いた第1,2回から、 第3回は 平成の「ループ」→令和の「転生」 というヒット作品の変化を読み解きました✍️ぜひ読んでください! https://t.co/xbUmqGpgTO https://t.co/AMYJzUUQ1B」 / X, , https://x.com/m3_myk/status/1959821034166907201
[17] >>16 これも対比としての平成と令和はわかりやすいけど実際の境目は平成20年代にありそうで、 「昭和感」とは逆の現象が起こっているのかね。
[18] ただ >>16 の場合は変化が発生してから社会がそれを認識するまでの時間差という要素もありそうね。 「萌え」なんて平成10年代の途中くらいでもう実質死語になっていたのに、社会的記号としては今も 「萌え文化」「萌えアニメ」のような言葉として生き残っているし。
[19] 「萌え」は原則的に2次元キャラが対象なのだと思うけれども (メイド喫茶など例外もあり)、「推し」は2次元だけでなく3次元のアイドルだろうが俳優だろうがVチューバーだろうが、作品だろうが作者だろうが会社だろうがグループだろうが、果ては動植物や無生物でもなんでも対象になれるんよね。「萌え」が2次元に限定されるほかなかった平成初期という時代背景は重いし、「萌え」が社会全体に拡大した結果霧散しいつしか「推し」に置き換わったという過程が平成文化なのだろうさ。