外部決定ID

外部決定ID

[1] 要素識別子を表す文字列であって、 XPointer 枠組み仕様書の範囲外の仕組みによって応用が決定する値を外部決定 (externally‐determined) ID と言います XPointer

[3] ある DOM 属性節点は、 DOM水準3 仕様書の範囲外の仕組みにより識別子であると判断されたなら、 外部決定 ID 属性 (externally‐determined ID attribute) です DOM 3

[4] DOM には外部決定 ID 属性の他に利用者決定ID 属性があります。どちらも XPointer では外部決定 ID として扱われます DOM 3

[2] 仕様書:

外部決定 ID の例

[11] スキーマ言語を使わない状況でも WebブラウザHTMLid 属性を識別子と考えてくれるかもしれません。 このように実装の知識に基づき識別子とみなされたものも外部決定 ID と言えます。 (但し、実装方法によっては DTD決定IDschema決定ID かもしれません。)

相互運用性

[10] XPointer や DOM の仕様で規定されていない情報源によって決まる識別子を導入することでより柔軟な運用ができるようになりますが、 逆に言えばある種類の識別子 (を意図したもの) が正しく外部決定 ID とみなされるか否かは応用環境・運用などに依存します。

他との関係

[7] DTD によって識別子と指定されたものは DTD決定ID と言います。 XML Schema によって識別子と指定されたものは schema決定ID と言います。

[8] DOM では XPointer の外部決定 ID にあたる属性節点に外部決定 ID 属性と利用者決定ID 属性の2種類があります。

[9] 外部決定IDXPointer速記識別子として使うことができます。

メモ