仕様書

意味

[3] 文書文書の文書基底URL (document base URL) は、次の手順で得られる値です >>2。

[24] 文書中に href 属性を持つ base 要素がある場合、
1. [25] 文書中で木順で最初の href 属性を持つ base 要素の凍結基底URL を返します。
[26] それ以外の場合、
1. [27] 文書のフォールバック基底URLを返します。

[18] 文書がiframe srcdoc文書の場合、
1. [19] 文書の閲覧文脈の包含子文書の文書基底URLを返します。
[20] それ以外で、文書の番地が about:blank で、 文書の閲覧文脈の作成子閲覧文脈が null でない場合、
1. [21] 文書の閲覧文脈の作成子基底URLを返します。
[22] それ以外なら、
1. [23] 文書の番地を返します。

[5] 文書基底URLは通常は文書の URL ですが、 base 要素があればその URL となり、 window.open で開かれた文書なら元の文書の文書基底URLとなり、 srcdoc なら外側の文書の文書基底URLとなるわけです。

[7] pushState により文書の番地が変更されると、文書基底URLも変化します。ただし base 要素がある場合は影響しません (>>6)。

[9] 下位層プロトコルの中には基底URLを指定できるものもありますが、文書基底URLの定義ではそのようなプロトコルは想定されていないようです。

HTTP では常に対象URLが基底URLになりますから、問題ありません。

[15] 現在の値は、文書の任意の節点の baseURI IDL属性で取得できます。

[16] 新しい値を設定するには、 base 要素の href 内容属性を (なければ作成して) 設定すればOKです。

[29] >>28 で削除されるまで、 DOM Standard には次のような規定がありました。

[13] 文書は、基底URL (base URL) を持ちます >>11。

[12] DOM Standard は document の「base URL」、HTML Standard は「document base URL」を定義しており、両者は同じものとみられますが、その関係は明示されていません。 >>14 と >>3 も若干矛盾しています。