単純選択子

単純選択子列 (選択子)

[2] 単純選択子列 (sequence of simple selectors) は、単純選択子結合子無しで1つ以上連ねたものです。 >>1

仕様書

意味

[9] 単純選択子列は、それを構成する単純選択子が表す条件をすべて満たす要素を表します。

[10]単純選択子はそれぞれ独立に評価されます。

[11] 例えば

hoge:first-child

... は、最初の hoge 要素の子供ではなくhoge 要素であって、 かつ最初の子要素でもあるような要素を表しています。

構文

[3] 単純選択子列では、必ず1つ目の単純選択子型選択子または普遍選択子でなければなりません。 また、型選択子普遍選択子は1つ目の単純選択子としてのみ使うことができます。 >>1

[4] ただし普遍選択子は他の単純選択子がある時は省略できることになっています。 従って見た目上普遍選択子でも型選択子でも無い単純選択子から単純選択子列が始まることもあります。

[5] 擬似要素は形式的に単純選択子列に含まれるように見えることもありますが、現在の定義では単純選択子ではなく、 単純選択子列の一部でもありません。

妥当性

[7] 構成する単純選択子妥当でなければ、単純選択子列もまた非妥当です。

[8] また単純選択子結合子の並びとして構文的に正しくないものも非妥当です。

歴史

CSS1

[15] CSS1 には単純選択子列に相当する概念は無く、文脈的選択子の機能の一部として説明されていました。

CSS2

[13] CSS2 では単純選択子列単純選択子 (simple selector) と呼ばれていました。

[16] CSS1 および CSS2 の初期 (文脈的選択子と呼ばれていた頃) は単純選択子の個数に制約がありましたが、 CSS2 の途中から撤廃され、普遍選択子型選択子以外は何個でも書けるようになっています。

関連

[6] 単純選択子列結合子をはさみつつ連ねたものが選択子です。