順プロキシ (HTTP)

[47] HTTP仕様書における用語「プロキシ (proxy) 」は、 一般の技術用語としてのプロキシの一種で、 クライアントの設定に基づき HTTP 自体を使って接続するものです。 逆プロキシと区別したい時は順プロキシ (forward proxy) といいます。

C
クライアント
P
S
C -> P
要求
P -> S
要求
S -> P
応答
P -> C
応答

仕様書

意味

[1] クライアントによって選択されたメッセージ転送エージェントで、 何らかの絶対URL要求を受け取り、 HTTP のインターフェイスを通じて翻訳することによりその要求を満足しようとするものを、 プロキシといいます >>7

[8] http: URL要求の場合のように翻訳が最低限で済むこともあれば、 まったく異なるプロトコルのこともあります >>7

[36] HTTP の用語としてのプロキシは、一般用語 (あるいは HTTP 以外の分野における用語) としてのプロキシより範囲が狭く、 広義のプロキシのうち HTTP を使うもので、かつ逆プロキシトンネルではないものだけを指しています。 (「逆プロキシ」が「プロキシ」でないというのは少しおかしな話ですが。。。)

[12] 上流に対してはクライアント下流に対してはとして機能します。

処理

[3] HTTPプロキシ参照。

関連

[2] 一般的な意味のプロキシ全般は、プロキシの項を参照してください。

歴史

[4] HTTP (RFC 1945 1.2, RFC 2068 1.3, RFC 2616 1.3)
proxy
An intermediary program which acts as both a server and a client for the purpose of making requests on behalf of other clients. Requests are serviced internally or by passing them {2068,2616} on, with possible translation, on to other servers. A proxy must interpret and, if necessary, rewrite a request message before forwarding it. Proxies are often used as client-side portals through network firewalls and as helper applications for handling requests via protocols not implemented by the user agent. {2068,2616} A proxy must MUST implement both the client and server requirements of this specification. {2616} A "transparent proxy" is a proxy that does not modify the request or response beyond what is required for proxy authentication and identification. A "non-transparent proxy" is a proxy that modifies the request or response in order to provide some added service to the user agent, such as group annotation services, media type transformation, protocol reduction, or anonymity filtering. Except where either transparent or non-transparent behavior is explicitly stated, the HTTP proxy requirements apply to both types of proxies.
他のクライアントのために要求を行う目的で、サーバーとクライアントの両方として動作する中間プログラム。要求は内部的に service するか、又は必要なら翻訳した上で他のサーバーに渡します。 串は、要求メッセージを転送する前に解釈し、必要なら書き換えなければなりません。串は、しばしばネットワーク防火壁のクライアント側玄関として使われたり、利用者エージェントが実装していないプロトコルを介した要求を扱う補助応用として使われたりします。 串は、この仕様書のクライアント要件とサーバー要件の両方を実装しなければなりません 透過串は、串認証・識別に必要な分以上には要求や応答を編集しない串です。非透過串は、利用者エージェントに集団注釈サービス媒体型変換、プロトコル変更や匿名性濾過などの追加のサービスを提供するために要求や応答を修正する串です。透過か非透過かの動作が陽に言明されているところを除いて、 HTTP 串の要件は両方の型の串に適用します。

[6] RFC 3143 - Known HTTP Proxy/Caching Problems ( 版) http://tools.ietf.org/html/rfc3143

[5] RFC Errata Report » RFC Editor, https://www.rfc-editor.org/errata_search.php?rfc=3143