ヘッダー接頭辞

ヘッダー接頭辞 (HTTP)

[12] ヘッダー接頭辞 (header prefix) (header field prefix) は、拡張宣言によって拡張に割り当てられた数値で、 ヘッダー名接頭辞として使われるものです。

仕様書

意味

[3] ヘッダー接頭辞は、動的に生成された文字列であり、 HTTPメッセージ中でそのヘッダー接頭辞から始まるヘッダーは、 そのヘッダー接頭辞拡張宣言に所属します。 >>2

[4] ヘッダー接頭辞拡張宣言ns 引数で宣言できます。
[7] ヘッダー接頭辞は相互のヘッダー名の衝突を防ぎつつ複数の拡張を有効にできるためのものです >>2

構文

値は2桁以上のASCII数字です >>1

  1. ASCII数字
  2. +
    1. ASCII数字
[5] 2桁以上となっているのは、古い応用RFC 2774 の拡張の仕組みとは関係なしに使っているものとの衝突の可能性を低くするため >>2 とされています。

[8] ヘッダー接頭辞は、拡張によって認められている場合を除き、 同じメッセージ中で再利用してはなりません >>2

[9] ヘッダー接頭辞の値の生成はできるだけ一貫しているべきです >>2

[10] これは Vary: (>>11) のため >>2 とされています。 同じ拡張にはできるだけ同じ値を使うべきということでしょうか?

[14] SSDP (UPnP) は RFC 2274 のような違うものを実装していて、 ここでの構文とは違います。

接頭辞付きヘッダー

[6] ヘッダー接頭辞を使ったヘッダーの名前は、ヘッダー接頭辞- を最初につけます >>2

  1. ヘッダー接頭辞
  2. -
  3. 狭義のヘッダー名

拡張宣言 ns 引数

[19] 拡張宣言ns 引数は、 拡張に関連付けられたヘッダー接頭辞を指定するものです。

構文

[20] この引数にはヘッダー接頭辞が値として必要です >>1

関連

[11] は、接頭辞付きヘッダーを Vary: に指定する時は、 ヘッダー接頭辞も含めなければなりません >>2

[13] C-Man:C-Opt: で宣言されたヘッダー接頭辞を使うヘッダーは、 Connection:ヘッダー接頭辞付きで明示しなければなりません。

拡張宣言参照。