データ集合同型

RDF データ集合

[10] RDF データ集合 (dataset) は、一組のRDFグラフの集合体です。

[20] SPARQL問い合わせRDFデータ集合に対して実行されます。

仕様書

定義

[2] RDF データ集合 (dataset) は、RDFグラフ集成であって、次のものから成ります >>1, >>19

[8] 実装によっては名前付きグラフで空のものを扱えませんから、 空の名前付きグラフが存在するかしないかに意味を持たせないようにすると相互運用性上の問題を回避できます。 >>1

[24] 一般化 RDF データ集合 (generalized RDF dataset) は、RDFグラフではなく一般化RDFグラフを利用できるRDFデータ集合です。更にグラフ名としてリテラルも使えます。 >>23

グラフ名

[5] グラフ名 (graph name) は、IRI または空白節点です。 グラフ名RDFデータ集合内で固有でなければなりません>>1

[7] グラフ名は、形式的にグラフと組み合わされているだけであり、 実際にはグラフを示すものである必要はありません。グラフ名におよって示される資源がどんなものか、 それとグラフがどのような関係であるかについて RDF 仕様上の制約はありません。 >>1

[9] SPARQL 1.1グラフ名空白節点となることを認めていません >>1, >>19

[25] 一般化RDFデータ集合ではグラフ名リテラルも認められます >>23

同型性

[11] RDFデータ集合 D1, D2データ集合同型 (dataset-isomorphic) であるための必要十分条件は、 両者に次のような全単射 M が存在することです >>1

関連

[6] 空白節点は、RDFデータ集合中のグラフ間で共有できます >>1

[18] RDFグラフを期待していて RDFデータ集合が返された時は、RDFデータ集合既定グラフを用いることが期待されています >>1

歴史

[21] RDFデータ集合SPARQL で導入されたようです。

[22] RDF 1.1RDF 本体仕様に RDFデータ集合の定義が追加されました。この時に >>9 の通り空白節点グラフ名とできるよう拡張されました。

[26] RDF 1.1一般化RDFデータ集合も追加されました。