[1] ラベル分離子は、ドメイン名においてラベルを分離する点です。
普通は .
が用いられます。
[4] 点がラベル分離子として使われる時には、 次の文字を点として認識しなければなりません。 >>3
[14] ドメイン名の末尾で使われることもあります。これは TLD と更にその上位の空文字列のラベル (根ドメイン) を区切るものです。
[15] IDNA2003 で、非ASCII文字にも拡大されました。
(IDNA に適合すると主張する場合) 点を名札分離子として使用する場合、 次の文字を点として認識しなければなりません:
U+002E
(句点)、U+3002
(表意文字的句点)、U+FF0E
(全角句点)、U+FF61
(表意文字的半角句点)。
[12] IDNA2008 ではラベル分離子の定義は削除され、ドメイン名をどうラベルの列として解釈するかは利用者インターフェイスの問題であって仕様の範囲外であるとしています。
[13] RFC 5895 ではそのような利用者インターフェイスでの処理の例が示されていますが、
そこでは全角と半角の正規化と IDEOGRAPHIC FULL STOP
のラベル分離子的な取り扱いが規定されているので、それに従うと >>4 の定義と同じとなります。
[16] これは非互換変更というか、本来相互運用性に必要だった部分を実装依存として標準化を放棄する改悪です。
<a href=https://www。example。test/>関連サイト</a>... と書かれていた時、リンク先の URL の表すものが IDNA2003 時代には明確でしたが、 IDNA2008 時代になって突然どう解釈するべきものかわからなくなってしまいました。
[17] そこでドメイン名が与えられたときの処理は RFC にかわって UTS #46 で規定されるようになりました。現在の URL Standard の規定やWebブラウザーの挙動は、こちらが根拠となっていて、 IDNA2003 時代の処理の規定が引き継がれています。