宣言データ型

[1] 特性の宣言データ型 (declared datatype) は、特性の値の型です。

[2] 宣言データ型:

node: 節。
nodelist: 節並び。零個以上の節の順序付きの並び。
nmndlist: 名前付き節並び (名前空間 (name space) とも)。零個以上の節の順序付きの並び。各節は名前特性 (name property) を持ち、それが節並び中で一意に節を識別する。名前特性が文字列である文字列名付き節並び (string‐named node list) と、節である節名前付き節並び (node‐named node list) の二種類がある。
enum: 列挙子。与えられた値集合のうちの一つを値とする。
char: 抽象文字。その具象表現は、グローブ中のすべての char 値を区別できなければなりませんし、各 char の意味を決定できなければなりません。具象表現は DCS, UNICODE 及び/又はその他の文字集合・レパートリに依存しても、しなくても構いません。
string: 零個以上の抽象文字の順序付き並び。
strlist: 零個以上の文字列の順序付き並び。
integer: 整数。
intlist: 零個以上の整数の順序付き並び。
boolean: 真偽値。
compname: 特性集合部品名。
cnmlist: 零個以上の特性集合部品名の順序付き並び。

node, enum, char, string, integer, compname は原始データ型 (primitive datatype) といいます。 nodelist, strlist, intlist, cnmlist は並びデータ型 (list datatype) といいます。

string は並びとして定義されていますが原始データ型に属します。 boolean と nmndlist は謎です。

[2] 宣言データ型が node, nodelist である特性のことを、節的 (nodal) であるといい、その他の型の特性のことを非節的 (non‐nodal) であるといいます。