仕様書

ディスパッチの対象

[22] イベントの対象は、仕様上は、

disptch at target

fire at target

... のような表現で記述されます。

[23] dispatchEvent メソッドでは、文脈オブジェクトが対象となります。

[24] 仕様書上のディスパッチには、対象上書き (target override) という引数があります >>25。 これが指定されていると、通常とは異なるオブジェクトが対象になります。 現在これが用いられているのは、

Event インターフェイス target 属性 (DOM)

[13] Event インターフェイスの target 属性は、イベントの対象を返します。

[14] Event インターフェイスの target IDL属性と srcElement IDL属性の取得器は、 次のようにしなければなりません >>3。

[63] イベントは、 対象 (target) を持ちます >>3。初期値は null です >>3。

[64] ディスパッチの際に値がディスパッチ対象の EventTarget に設定されます。

Event インターフェイス currentTarget 属性 (DOM)

[15] Event インターフェイスの currentTarget 属性は、イベントの現在の対象を返します。

[16] この属性の初期値は null です >>3。イベントリスナーが呼び出される際に登録元の EventTarget に設定されます。

[17] 親がない EventTarget なら普通 target と currentTarget は一致しますが、DOM木中の節点など親子関係があると、 捕獲や bubble が発生するので、等しくないことがあります。

EventTarget インターフェイス (DOM)

[11] DOMイベントの対象となり得るオブジェクトは、すべて EventTarget インターフェイスを継承しています。

EventTarget の一覧

[27] 次のインターフェイスは EventTarget を継承しています (直接継承しているもののみ)。

[46] 他に、 EventTarget コンストラクターで作成された素の EventTarget オブジェクトが2017年の DOM Standard の改訂で追加されました。著者がサブクラス化して任意の JavaScript オブジェクトに使うことが想定されています。

エラーの報告における対象

[18] エラーの報告においては、 error イベントがディスパッチされるオブジェクトが対象と呼ばれています。

[19] エラーの報告の対象となるのは、大域オブジェクトのみです。

[20] エラーの報告の対象には、エラー報告モードフラグがあります。

歴史