nodeID

RDF 空白節点

[3] RDF の空白節点 (blank node) は、 RDFグラフにおいて URL を持たない節点です。

性質

[4] 空白節点は、 IRI やリテラルと互いに素です >>1。

[5] RDF としては >>4 以外には空白節点の内部構造について定義していません。

空白節点ID

[6] 空白節点ID (blank node identifier) は、 RDF の構文や実装で用いられる空白節点の局所的な識別子です >>1。この識別子は永続的なものでも可搬性のあるものでもなく、特定のファイルや実装の中に閉じたものとされています。

[7] 多くの構文では、名前空間接頭辞 _ が空白節点を示すものとして用いられています。

[8] N-Triples では、名前空間接頭辞 _ と局所名を連ねたものを空白節点ラベル (blank node label) と呼び、次のような構文にしています >>2。

[141s]	BLANK_NODE_LABEL	::=	'_:' (PN_CHARS_U | [0-9]) ((PN_CHARS | '.')* PN_CHARS)?

[17] 先頭で使える文字の一覧: <http://chars.suikawiki.org/set?expr=%24rdf11%3Antriples%3ABLANK_NODE_LABEL-namestartchar>
[18] 中間で使える文字の一覧: <http://chars.suikawiki.org/set?expr=%24rdf11%3Antriples%3ABLANK_NODE_LABEL-namechar>
[19] 末尾で使える文字の一覧: <http://chars.suikawiki.org/set?expr=%24rdf11%3Antriples%3ABLANK_NODE_LABEL-nameendchar>

[20] 先頭で使える文字は、 XML 1.0 5e の名前の先頭の文字に数字を加えたものです。

Compare character sets "$rdf11:ntriples:BLANK_NODE_LABEL-namestartchar" and "$xml10-5e:NameStartChar" (2014-04-29 02:58:49 +09:00 版) <http://chars.suikawiki.org/set/compare?expr1=%24rdf11%3Antriples%3ABLANK_NODE_LABEL-namestartchar&expr2=%24xml10-5e%3ANameStartChar>

[21] 中間で使える文字は、XML 1.0 5e の名前の中間の文字と同じです。

Compare character sets "$rdf11:ntriples:BLANK_NODE_LABEL-namechar" and "$xml10-5e:NameChar" (2014-04-29 02:59:27 +09:00 版) <http://chars.suikawiki.org/set/compare?expr1=%24rdf11%3Antriples%3ABLANK_NODE_LABEL-namechar&expr2=%24xml10-5e%3ANameChar>

[12] RDF/XML では空白節点の ID は rdf:nodeID 属性によって割り振られるものと、実装によって割り振られるものがあります。後者は前者と衝突しないようにしなければなりません >>11。

`rdf:nodeID` 属性 (RDF/XML)

[10] RDF/XML の rdf:nodeID >>9 は、空白節点IDを指定するものです。

[15] 属性値は XML名前空間1.0 NCName である必要があります >>14。

[16] >>13 は string-value が BLANK_NODE_LABEL であることを要求していますが、この値は仕様書上で N-Triples との対応関係を定義するための内部的なものなので、 rdf:nodeID とは直接関係していません。