ワーカー importScripts メソッド (DOM)

[23] ワーカーの大域オブジェクトの importScripts メソッドは、指定した URL のスクリプトを実行するよう指示するものです。

仕様書

処理

[3] WorkerGlobalScope インターフェイスの importScripts メソッドは、次のようにしなければなりません >>2。

[4] URL群を、任意の個数の USVString が引数として指定されたと解釈した結果に設定します。
[72] 現在設定群オブジェクトの大域オブジェクトが ServiceWorkerGlobalScope で、現在設定群オブジェクトの大域オブジェクトの importscripts allowed flag が偽なら、
1. [73] InvalidStateError 例外を投げ、ここで停止します >>22。
[66] URL群と現在設定群オブジェクトについて、ワーカー大域適用範囲にスクリプトを輸入します。 fetchの実行は、文脈オブジェクトに依存して決まる処理とします。例外が投げられれば、再び投げます。

[11] サービスワーカーは、 imported scripts updated flag を持ちます。初期値は未設定です。 >>10

[27] ServiceWorkerGlobalScope オブジェクトは、 importscripts allowed flag を持ちます。初期状態では偽です >>28。

[67] ワーカー大域適用範囲にスクリプトを輸入 (import scripts into worker global scope) するには、 URL群と設定群オブジェクトとfetchの実行について次のようにします。

[57] 文脈オブジェクトの型が module なら、
1. [58] TypeError 例外を投げ、停止します。
[24] 状態を検証します。
[5] URL群が空なら、
1. [68] ここで停止します。
[6] URL群の各項目について、
1. [69] 項目を、項目を設定群オブジェクトに対して構文解析した結果に設定します。
2. [70] 項目が失敗なら、
  1. [7] SyntaxError 例外を投げ、ここで停止します。
[9] URL群の各項目について、
1. [71] スクリプトを、古典ワーカーで輸入されたスクリプトをfetchした結果に設定します。 URL、設定群オブジェクト、fetchの実行を引き渡します。例外が投げられれば、再び投げます。
2. [15] 結果を、スクリプトについて、 エラーを再度投げるフラグを設定して古典スクリプトを実行した結果に設定します。
3. [13] 結果が何も返されなければ、ここで停止します。
  - 例外が投げられているか、走っているスクリプトの実行中断がなされています。

[19] 本メソッドは fetch の結果を同期的に待っています。ただし fetch の開始は同時なので、スクリプト実行中にネットワークから取得されることを期待できます。後のスクリプトは、前のスクリプトが実行完了していることを前提にできます。

[26] 以前は状態の検証 (validate the state) 、 fetch結果の取得 (get a fetch result) 、 fetch結果の後処理 (postprocess the fetch result) という引数が規定されていましたが、廃止されました。後2者はfetchの処理に統合されました。